リヒャルト・シュトラウス:交響詩集

至極強烈、痛快無比!
自在にうねり変容していく大管弦楽。
浪漫的演奏の極意ここにあり!

  • アーティスト:ヘルマン・アーベントロート、ライプツィヒ放送交響楽団
  • レーベル:ALTUS
  • 品番:TALT-063
  • ジャンル:ジャンルクラシック管弦楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • その他の製品情報:国内プレス モノラル
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

リヒャルト・シュトラウス:交響詩集

①『ドン・ファン』 作品20
②『死と変容』 作品24
③『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』 作品28

ヘルマン・アーベントロート(指揮)
ライプツィヒ放送交響楽団
録音:① 1952年2月11日、②1949年10月24日、③1950年11月14日

★ターラレーベルが力を入れてリリースしていた指揮者の一人、アーベントロート。その強烈に個性的な演奏が刻まれた名盤をALTUSがリマスター復刻いたしました。オリジナルは長らく廃盤であり、唯一無二の痛快な演奏に改めて向き合える貴重な1枚の登場です。
★リヒャルト・シュトラウスの交響詩はアーベントロートの真骨頂たる爆演気質がおおいに発揮された必聴のレパートリーと言えるでしょう。『ドン・ファン』開始部のほとばしりからして尋常ではありません。自在なテンポ、うずまく熱気、強靭なドラマ性。とことん壮大で痛快な大管弦楽が嫌というほど堪能できます。常に推進力にあふれた猛烈な音の運びはもはや芸術の域、誰にも止められません。『死と変容』クライマックスの際限なく膨れ上がるハ長調の轟音には唖然とさせられます。『ティル』の皮肉交じりのユーモアも切れ味鋭く、また豪快極まりなく、これでもかという強烈な語り口に痺れます。アーベントロートの刹那的な指揮に喰らい付くように演奏しているオーケストラがまた魅力的で、手に汗握る緊張感と底抜けの面白さが同居した逸品となっております。アーベントロート芸術のひとつの極北、と言っても過言ではない凄まじい内容です。

◆レコード芸術 2019年9月号 特選盤

≪ ALTUS の「TAHRA 復活シリーズ」について≫
「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992 年に初のCD をリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014 年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。
そんなTAHRA の残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。
ここに聴ける音は貴重なTAHRA オリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。

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