テレマン(1681-1767):12の無伴奏ファンタジアTWV 40:2-13(ハンブルク1731年末)

本村睦幸が無伴奏リコーダーで紡ぐ多彩な世界

  • アーティスト:本村睦幸
  • レーベル:WAON RECORDS
  • 品番:WAONCD-300
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

テレマン(1681-1767):12の無伴奏ファンタジアTWV 40:2-13(ハンブルク1731年末)

第1番 イ長調、第2番 イ短調、第3番 ロ短調、第4番 変ロ長調、第5番 ハ長調、第6番 ニ短調、
第7番 ニ長調、第8番 ホ短調、第9番 ホ長調、第10番 嬰ヘ短調、第11番 ト長調、第12番 ト短調

本村睦幸(リコーダー)
録音:2014年10月8-10日、神奈川県立相模湖交流センター
[5,6447MHz DSD Recording& 192kHz 24bit Editing/改良型金田指揮無指向性DCマイク2013年 毛利忠晴製作]

★――前回の録音「無伴奏リコーダー600年の旅」を作ったときにも、当然のように、テレマンの無伴奏ファンタジアの1曲を加えるつもりでいました。言うまでもなく、これらのファンタジアは、無伴奏旋律楽器のための最重要なレパートリーのうちでも珠玉のものだからです。しかし、そう思って12のファンタジアを隈なく譜読みするうちに、これはこの全曲を収録した録音を改めて作るほかないと考え始めました。それぞれのファンタジアが、短いながら、プレリュードとフーガ、ソナタ、序曲、コンチェルトのエッセンスを凝縮したような、独自の魅力を放っています。各曲の最後にある気楽な舞曲楽章でさえ、どれも驚くほど異なる性格を持っています。一本の旋律線だけで、どれだけ多彩な表現ができるか、その広がりこそがこの曲集の最大の魅力と言ってよいでしょう。――本村睦幸(ライナーノーツより)
★本村睦幸について
本村睦幸は、アムステルダムでワルター・ファン・ハウエとジャネット・ファン・ウィンガーデンに師事した後、90年代WAON RECORDSにオランダを拠点とした活動を続け、2001年に帰国した。アンサンブル〈ルストホッファース〉などを経て、現在は東京を中心にレパートリーを網羅的に取り上げるリサイタルシリーズを展開しているほか、アンサンブルのための現代作品の委嘱初演など、リコーダー音楽の世界を広げる活動が注目されている。前作≪無伴奏リコーダー600年の旅≫では、中世から現代音楽に至るまでの様々な様式に対する深い洞察と圧倒的テクニックで、リコーダー1本だけでの演奏がどれだけ多彩であるかを聴かせたが、今回のこの録音では、後期バロックの時点でテレマンが提示した無伴奏音楽の可能性を遺憾なく表現しきっている。リコーダー特性を十二分に活かして、現代の管楽器からは得られない表現を追求してきた本村ならではの演奏といえるだろう。(ライナーノーツより)

4560205956305

関連商品