イェルク・ヴィトマン:『対位法的陰影』、『第三の迷宮』

売れっ子作曲家にして技巧派クラリネット奏者、
イェルク・ヴィトマンのセンスが光る管弦楽作品集!
自ら演奏も聴かせてくれます!

  • アーティスト:イェルク・ヴィトマン
  • レーベル:WERGO
  • 品番:WER-7369
  • ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:59:59

TRACK LIST

イェルク・ヴィトマン(1973-):
①光の習作I『I 対位法的陰影』(2001) ~ヴィオラ、クラリネットと管弦楽群のための
②『第三の迷宮』(2013/14) ~ソプラノと管弦楽群のための

サラ・ウェゲナー(②ソプラノ) クリストフ・デジャルダン(①ヴィオラ) 
イェルク・ヴィトマン(①クラリネット)
ハインツ・ホリガー(①指揮) エミリオ・ポメリコ(②指揮)
WDR 交響楽団
録音:①2002年1月10-12日、②2014年1月9-10日/ケルン、フィルハーモニー
※いずれも世界初録音

★作曲家のみならず指揮者、クラリネット奏者としても活躍するマルチタレント、イェルク・ヴィトマン。彼の魅力が炸裂するソリストと管弦楽のための作品2題。自らクラリネット・ソロでも参加!
★『対位法的陰影(Polyphone Schatten)』は「光の習作」と題されたシリーズの2曲目。ポリフォニックな音の組み合わせとも自然界の音の描写ともとれる不思議な音楽です。クラリネットのソロに始まりますが、カチャカチャと物音を立てたりブレスの音を聴かせたりとなかなか楽音が出てきません。次第に音程のある音が聴こえ始め、ヴィオラも技巧的に軋みながら音を発し、オーケストラは木々がざわめくように鳴り出します。非常に研ぎ澄まされた感性で無駄なく展開される音楽でピリピリとした緊張感が心地よいです。
★『第三の迷宮(Drittes Labyrinth)』は『迷宮』、『第二の迷宮』に続く迷宮シリーズ3作目。ソプラノの独唱を伴う作品で、ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編小説「アステリオンの家」に触発され書かれました。登場人物は家の中にいるナレーターとして言葉を発しますが、実は迷宮(ラビリンス)に閉じ込められているミノタウロスだった、というもの。ラストは高低に広がった各楽器が「fffff」でつんざき、衝撃的な残響が長く尾を引きます。

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