エトヴェシュ:ハレルヤ、名も無き犠牲者へ

自在な書法と強烈な表現力に脱帽!
エトヴェシュの描く、現代という時代

  • アーティスト:ペーテル・エトヴェシュ、アントニオ・パッパーノ
  • レーベル:WERGO
  • 品番:WER-7386
  • ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:74:38

TRACK LIST

ペーテル・エトヴェシュ(1944-):
①ハレルヤ - オラトリウム・バルブルム ~メゾソプラノ、テノール、ナレーター、合唱と管弦楽のための(2015)
②名も無き犠牲者へ ~管弦楽のための(2016)
チョ・ジェ=ヒョク(オルガン;カヴァイエ・コル1849年製作の大オルガン)
セッション録音:2018年8月27-30日/マドレーヌ寺院(パリ)
※どちらも世界初録音

イリス・ヴァーミリオン(①メゾソプラノ;天使) トピ・レーティプー(①テノール;預言者) マティアス・ブラント(①ナレーター)
ロベルト・ブランク(①合唱指揮) ケルン放送合唱団(①)
ペーテル・エトヴェシュ(①指揮) ケルンWDR交響楽団(①)
アントニオ・パッパーノ(②指揮) サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団(②)
録音:① 2017年4月28・29日/ケルン(スタジオ)、②2017年10月14日/サンタ・チェチーリア・ホール(ライヴ)

★『ハレルヤ』は我々が生きているこの時代の肖像であるとエトヴェシュは言っています。破壊的なオーケストラのアタックに始まり、声楽が言葉を叩きつけ、のっけから強烈な緊張感。ナレーションも切迫したもので、言葉の持つ力が表現の核となっています。そこへグレゴリオ聖歌、モンテヴェルディ、シャイン、バッハ、ヘンデル、そしてムソルグスキーやゴスペル・ミュージックなどからの様々な引用が差し込まれ、宗教曲やオペラのような世界も出現し、複数の意識が同時進行するように進んでいきます。エトヴェシュ本人の指揮が複雑な作品を見事に音響化、50分の大作を一気に聴かせます。
★『名も無き犠牲者へ』は純粋器楽オーケストラの作品でありながら、こちらも言葉と同様に強く訴えかける力を持った音楽で、やはり現代の世界を描いたものと言えます。3つの楽章からなり、それぞれ救済を求める人々が旅を続けていくようなイメージ。繊細なソロのパッセージがふんだんに使われ、各楽器の扱いの巧さ、色彩の作り方の巧さに舌を巻きます。パッパーノの細やかな指揮が素晴らしく、作品の綾を精妙に表現しています。

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