現地コンサート情報:レ・シエクルの2021/22シーズンが開幕。ぜひ注目してほしいプログラムが目白押し!公演のプログラムを少しずつご紹介いたします。

 【現地コンサート情報】
レ・シエクルの2021/22シーズンが開幕。ぜひ注目してほしいプログラムが目白押し!公演のプログラムを少しずつご紹介いたします。

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フランスのソプラノ歌手、サビーヌ・ドゥヴィエルをソリストに招いたモーツァルト・プログラムとマーラーの交響曲第4番。
※マーラーの交響曲第4番はハルモニア・ムンディよりリリース予定(時期未定)

レ・シエクル
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
サビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ)


9月11日ディー・グロッケ、ブレーメン(ドイツ)
コンサート1
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
交響曲第35番K.385
オペラ・セリア「ポントの王ミトリダーテ」~アリア「迫り来る運命から」K.87

コンサート2
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
交響曲第36番K.425
オペラ・セリア「ポントの王ミトリダーテ」~アリア「迫り来る運命から」K.87


9月23日ドゥ・シングル、アントワープ(ベルギー)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
アリア「どこから来るのか私は知らない」K.512
アリア「あなたに明かしたい、おお神よ」K.418
オペラ・セリア「ポントの王ミトリダーテ」~アリア「迫り来る運命から」K.87
交響曲第36番K.425

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲第5番「運命」

9月24日市立劇場、トゥールコアン(フランス)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
アリア「どこから来るのか私は知らない」K.512
アリア「あなたに明かしたい、おお神よ」K.418
オペラ・セリア「ポントの王ミトリダーテ」~アリア「迫り来る運命から」K.87
交響曲第36番K.425

グスタフ・マーラー(1860-1911)
交響曲第4番


9月25日フィルハーモニー・ド・パリ
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
アリア「どこから来るのか私は知らない」K.512
アリア「あなたに明かしたい、おお神よ」K.418
オペラ・セリア「ポントの王ミトリダーテ」~アリア「迫り来る運命から」K.87
交響曲第36番K.425

グスタフ・マーラー(1860-1911)
交響曲第4番


9月26日ロワイモヨン修道院(フランス)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
アリア「どこから来るのか私は知らない」K.512
アリア「あなたに明かしたい、おお神よ」K.418
オペラ・セリア「ポントの王ミトリダーテ」~アリア「迫り来る運命から」K.87
交響曲第36番K.425

グスタフ・マーラー(1860-1911)
交響曲第4番




演目について

モーツァルト:アリア 
◎1777年にマンハイムを訪れたモーツァルトは、ドイツ人ソプラノ歌手アロイジア・ウェーバー出会い恋に落ちます。モーツァルトはアロイジアのためにいくつかのアリアを作曲しています。その中には、メタスタージオ詞のアリア「どこから来るのか私は知らない」K.512や、アンフォッシのオペラ《無文別な詮索好き》が初演される際に書いたアリア「あなたに明かしたい、おお神よ」K.418なども含まれます。アロイジアは、《後宮からの逃走》や《悔悟するダヴィデ》、《劇場支配人》などの作品に出演した輝かしいキャリアを築いたソプラノ歌手であり、後にモーツァルトの妻となるンスタンツェの姉でもありました。アロイジアは、当時無職同然だったモーツァルトには興味を示すことはなかったようです。今回のプログラムでは、そうしたモーツァルトの失意を反映させて、モーツァルトが14歳で書いた最初のオペラ・セリア《ポントの王ミトリダーテ》の中で、シーファレへ愛の告白をするアスパージアのアリア「迫り来る運命から」を演奏します。

モーツァルト:交響曲第35番
◎交響曲第35番は「ハフナー」と呼ばれ、1782年にジークムント・ハフナーの依頼を受けて作曲されたもの。当初はハフナー家が貴族になったことへの祝賀用のセレナーデでありました。モーツァルトは1783年3月23日にウィーンでこの作品を再演した際に、4楽章形式に編曲し交響曲としました。

モーツァルト:交響曲第36番
◎「リンツ」として知られる交響曲第36番は、1783年にオーストリアの同名の都市に旅行で立ち寄った際に作曲されました。突如コンサートに招待されたモーツァルトは、わすか4日間でこの交響曲を仕上げ、好評を博しました。

ベートーヴェン:交響曲第5番
◎クラシック音楽の中で最も有名な作品のひとつ。この作品は、1805年に作曲を開始する前からベートーヴェンの頭の中にあったものと言われ、ベートーヴェンが「運命が私のドアをノックしている」と表現した象徴的な4音のリズム・モチーフで知られています。

マーラー:交響曲第4番
◎マーラーの最期の言葉は「モーツァルト!」だった。(意味については諸説あり)この白鳥の歌をシーズンオープニングとして、レ・シエクルとサビーヌ・ドゥヴィエルはマーラーの交響曲第4番を演奏します。

https://www.lessiecles.com/tournee-avec-sabine-devieilhe/