ホルベア変奏

グリーグの傑作「ホルベア」を3バージョン収録したユニークなアルバム

  • アーティスト:1B1室内管弦楽団
  • レーベル:SIMAX
  • 品番:PSC-1332
  • ジャンル:ジャンルクラシック管弦楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:60:36

TRACK LIST

ホルベア変奏

グリーグ:①組曲《ホルベアの時代から》 Op.40(弦楽オーケストラのための)
     ②組曲《ホルベアの時代から》 Op.40(ピアノのための)
③エルレン・スクームスヴォル(1969–)/グリーグ:スクームスヴォルのホルベア変奏(ピアノと弦楽オーケストラのための)

①③ 1B1室内管弦楽団 ①③ヤン・ビョーランゲル(リーダー)
②クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)③エルレン・スクームスヴォル(ピアノ)
録音:2014年1月2日-5日、2月24日-26日 スタヴァンゲル・コンサートホール(スタヴァンゲル、ノルウェー)

★このアルバム『ホルベア変奏』は、2014年のスタヴァンゲル国際室内楽フェスティヴァルと関連して制作されました。弦楽オーケストラ版、ピアノ版、そしてジャズミュージシャンと室内アンサンブルが共演する《スクームスヴォルのホルベア変奏》と、「姿を変えた」3つのバージョンを収録。《ホルベアの時代から》のユニークさと魅力を、角度を変えて眺め、「素材」としての可能性も探ります。 グリーグの組曲《ホルベアの時代から》は、啓蒙主義時代の作家ルズヴィ・ホルベア(1684–1754)の生誕200年にあたる1884年に作曲されました。ホルベアがグリーグと同じベルゲンに生まれたのは、ノルウェーとデンマークが連合王国だったころ、「バロック」と「啓蒙主義」の時代。グリーグのこの作品は「古い様式の組曲」の副題をもち、クープラン、ラモー、J・S・バッハといった「ホルベアの時代」の作曲家たちが書いた舞曲のスタイルと「ノルウェーの音楽家」グリーグの語法が「時代を超えて」結びつけられています。まずピアノのための版が作曲され、モニカ・ニッセンによる初演の後、翌1885年、グリーグ自身が弦楽オーケストラのために編曲、みずから初演の指揮を執りました。 「ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」グリーグが、技巧と想像力を駆使し、ヨーロッパのピアノ音楽の伝統に沿って書いたピアノ版。「牧草地に放たれ春の日の歓びを満喫する子馬たちのように」弦楽器奏者たちが優雅な主題を演奏する弦楽オーケストラ版。《ホルベアの時代から》は、グリーグの作品群、そしてノルウェーの音楽史のなかでも際立ってユニークな作品です。 《スクームスヴォルのホルベア変奏》は、「プログレッシヴなアンサンブル」を掲げる 1B1が《ホルベアの時代から》を素材に「即興の遊戯」に挑戦した「作品」です。「recompose(作り直す、組み替える)」「improvise(即興演奏する)」「variation(変奏)」を組み合わせた造語「Recomprimprovariations」(再構築即興変奏)を副題に、作曲家、ピアニスト、指揮者、編曲者としてジャズシーンに活躍するエルレン・スクームスヴォル Erlend Skomsvoll(1969–)が「パイロット」役を担い、1B1と一緒に「オーケストラの即興」を楽しむという趣向です。 演奏は、スタヴァンゲルの弦楽アンサンブル、1B1により演奏されます。ビェルグステ1番地(Bjergsted 1)を本拠とするこのモダン楽器アンサンブルは、スタヴァンゲルが2008年の「ヨーロッパ文化の首都」に選ばれた際、スタヴァンゲル大学で教える音楽家と最優秀の学生たちにスタンヴァンゲル交響楽団のメンバーを加え創設されました。
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