★ノッティンガムを拠点に活動するセネガル人作曲家・コラ奏者のセク・ケイタによる、イタリアの作曲家・音楽家ダヴィデ・マントヴァーニと共同で制作した壮大なプロジェクト『African Rhapsodies』を、Claves Recordsからリリース。
★今作では、セク・ケイタ、ダヴィデ・マントヴァーニに加え、南アフリカの有名チェリスト兼ボーカリストの”アベル・セーラオコー”、そしてガンビアの新進パーカッショニスト／コラ奏者”スントゥ・スッソ”が参加している。素晴らしい特別ゲスト・ソリストによって、BBCコンサート・オーケストラの卓越性を生かし、彼ら自身しか創り出せない新しいサウンドを生み出す、音楽として完璧なポテンシャルを発揮した作品である。
★アフリカ音楽とオーケストラのアレンジが融合したこの作品では、西アフリカの伝統的な22弦ハープが、バイオリンやピアノ、フルートが奏でる音にぴったりと合致しており、まるでバッハやベートーヴェン、あるいはステファン・グラッペリがアフリカを訪れていたら、このような世界観の作品を作っていたかもしれないと思わせるような、伝統の稀有な融合とその相乗効果が実現されている。
★作品全体を通して美しく魅力的な物語が紡がれており、今作に収録されている各曲は、それぞれのストーリーを描き、さまざまな雰囲気と映画のような要素を生み出す。「The Shadow Left by the Invisible Man」(n.6)、「L'Épopée Mande Arab」(n.8)のように楽しく興味をそそるタイトルで、『African Rhapsodies』は音楽そのものにさらなる楽しみを与える、素晴らしく多様な物語を込めた一枚だ。