パーヴォ・ヘイニネン:『ボストン・ソナタ』

フィンランド・モダニズムの「大長老」パーヴォ・ヘイニネン

  • アーティスト:カイヤ・サーリケットゥ
  • レーベル:ALBA
  • 品番:ABCD-443
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

『ボストン・ソナタ』

パーヴォ・ヘイニネン(1938–):
ボストン・ソナタOp.134(2016)(ヴァイオリンとピアノのための)
ソナタ第1番《ボストン・ソナタ》
ソナタ第2番《ボストン変奏曲》
ソナタ第3番《ボストン・バラード》

カイヤ・サーリケットゥ(ヴァイオリン) ユハニ・ラーゲルシュペツ(ピアノ)

★フィンランド・モダニズムの「大長老」パーヴォ・ヘイニネン(1938–)のフルート協奏曲《昔(Autrefois)》(ABCD350)に次ぐ新しいアルバム。ヴァイオリニストのカイヤ・サーリケットゥとピアニストのユハニ・ラーゲルシュペツが共演、2016年の《ボストン・ソナタ》を演奏しています。この作品は、ヘイニネンの代表作のひとつ、サーリケットゥが録音した《ヴァイオリンソナタ》 Op.25(1970)を聴いたマサチューセッツ州ボストンのジャネット・パッカーの委嘱で作られました。「絶対音楽の提唱者としての私の立場は今も変わらないが、われわれが目にするものや経験することは必ず、思考の過程を色づけし、より高いエネルギーレベルに引き上げる」(ヘイニネン)。ヘイニネンは作曲に先立ってボストンを訪れ、古都の佇まいと現代の姿の共存する、魅力と刺激にみちた街の空気からインスピレーションを得て最初の《ボストン・ソナタ》を作曲。余った素材を使って第2番《ボストン変奏曲》と第3番《ボストン・バラード》を作りました。《ボストン変奏曲》は〈Capriccio notturno〉〈Elegiaco〉〈Symmel〉〈Scherzo〉〈Agitato e pesante〉、《ボストン・バラード》は〈Guirlande〉〈Duetto〉〈”Pizzica, fuzzica…”〉〈Capriccio et Pentanomos〉〈Pezzo tematico〉〈Aubade〉〈Finale APPENDIX: Transform... Culmen…〉。楽想の関連する3作は《ボストン・ソナタ》(Op.134)としてまとめられ、2018年5月、ヘイニネンの80歳の誕生日を祝うヘルシンキのコンサートでサーリケットゥとラーゲルシュペツの演奏で初演されました。

Artist

カイヤ・サーリケットゥ(1957–)
フィンランドのタンミサーリ生まれ。1977年、シベリウス・アカデミーを卒業。1985年からシベリウス・アカデミーで教え、途中、スウェーデンのエツベリ室内楽学校と王立ストックホルム音楽大学の教授を務める。主に室内楽奏者として演奏活動を行い、ヘイニネンとエングルンドをはじめとする現代フィンランドの作品、シベリウス作品のアルバムなどを録音した。

ユハニ・ラーゲルシュペツ(1959–)
トゥルク生まれ。トゥルク音楽院、シベリウス・アカデミー、レニングラード(現、サンクトペテルブルク)音楽院で学ぶ。室内楽の奏者、ソリストとして活動。ミッコ・ヘイニオの《ヘルメス》(ピアノ協奏曲第6番)、トルルス・モルクと共演したブラームスのチェロソナタ(SimaxPSC1029)が代表的録音。

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