バルト海のために

カムス四重奏団によるステーンハンマルを中心とした
バルト海を囲む国々の作曲家の作品集

  • アーティスト:カムス弦楽四重奏団
  • レーベル:ALBA
  • 品番:ABCD-462
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:5.1 multichannel/stereo
  • 収録時間:65:39

TRACK LIST

バルト海のために

カール・ニルセン(1865–1931):弦楽四重奏曲第1番 ト短調 FS4(Op.13)
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927):弦楽四重奏曲第6番 ニ短調 Op.35
ロッタ・ヴェンナコスキ(1970–):Culla D’aria(アリアのゆりかご)(2003–04)
アンドレーア・タッロディ(1981–):悲しみと喜び(Sorg och glädje)(ヴィオラとチェロのための)(2015)

カムス四重奏団
テルヒ・パルダニウス(第1ヴァイオリン)
ユッカ・ウンタマラ(第2ヴァイオリン)
ユッシ・トゥフカネン(ヴィオラ)
ペトヤ・カイヌライネン(チェロ)
録音:2019年12月10日–12日 聖カタリナ教会(カルヤー、フィンランド)
制作・録音・編集:サイモン・フォックス=ガール
録音:2019年12月10日–12日 聖カタリナ教会(カルヤー、フィンランド)
制作・録音・編集:サイモン・フォックス=ガール

★サロネン、リゲティ、ブリテンの作品を演奏した『ホムンクルス(Homunculus)』(ABCD 409)をリリースしたカムス四重奏団の第4作。「ステーンハンマルの第6番の弦楽四重奏曲を初めて聴いたとき、わたしたちは、唖然としました。なぜ、これほどの偉大な音楽をこれまで聴いたことがなかったのか。とにかく演奏しなければいけない」(カムス)。新作の『バルト海のために』では、このステーンハンマルの四重奏曲を中心に、デンマークのカール・ニルセン、フィンランドのロッタ・ヴェンナコスキ、スウェーデンのタッロディという、北欧人が「われらが海(Mare Nostrum)」と呼ぶバルト海を囲む国々の作曲家の作品が演奏されます。
★カール・ニルセン Carl Nielsen の《弦楽四重奏曲第1番 ト短調》は、彼の出世作となった《小組曲》と同じ1888年の作品です。1898年の公式初演に際して改訂、ピアノのための《ユモレスク・バガテル》などと一緒に演奏され好評を博しました。ヨハン・スヴェンセンに献呈された作品です。ステーンハンマル Wilhelm Stenhammar の最後の弦楽四重奏曲は、《交響曲第2番》や《セレナード》とともに、彼の対位法の研究が実を結んだ作品です。「禁欲的なまでに簡素な主題の素材、非情なまでにポリフォニックな第1楽章の展開、緩徐楽章の澄みきった穏やかな音楽は郷愁を誘う、荒々しく突進する無窮動の終曲」。ヴェンナコスキ Lotta Wennäkoski の《Culla D’aria(アリアのゆりかご)》は、クフモ国際室内楽コンペティションの委嘱で作曲され、カムス四重奏団が2003年からレパートリーにしているという作品です。最後は、アンドレーア・タッロディ Andrea Tarrodi の《悲しみと喜び》は、ヴィオラとチェロのための「雰囲気のある」二重奏曲。バルト海の潮流のかかえる問題を改善したいという、カムズのメンバーの願いをこめて作られたアルバムです。

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