『自然によって再充電され』

ペッカ・クーシストも参加!
オストロボスニア室内管弦楽団による2ndアルバム
芸術監督を務めるマーリン・ブルーマンと
自然観や音楽観を共有する4人の作品を収録!

  • アーティスト:オストロボスニア室内管弦楽団、マーリン・ブルーマン、ペッカ・クーシスト
  • レーベル:ALBA
  • 品番:ABCD-473
  • ジャンル:ジャンルクラシック管弦楽協奏曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:70:17

TRACK LIST

『自然によって再充電され』

アンドレーア・タッロディ(1981–):Acanthes(アカンサス)(2017)(2つのヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲)*
マッツ・ラーション・グーテ(1965–):Lied von der Erde(大地の歌)(2011)
ブリッタ・ビューストレム(1977–):Im Freien(戸外にて)(2020)
サウリ・ジノヴィエフ(1988–):Recharged(再充電され)(2015/18)(弦楽のための)

オストロボスニア室内管弦楽団
マーリン・ブルーマン(ヴァイオリン、アーティスティック・リーダー)
ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)*
録音:2022年5月2日(タッロディ)、5月17日–20日 スネルマンホール(コッコラ、フィンランド)
制作・録音エンジニア・編集:サイモン・フォックス=ガール

★オストロボスニア室内管弦楽団は、2019年から芸術監督を務めるスウェーデンのヴァイオリニスト、マーリン・ブルーマン (1975–)と2022年に最初のアルバム『ストックホルム日記』(ABCD 467)をリリースしました。このアルバムではエサ=ペッカ・サロネン、サリー・ビーミッシュ、シェーンベルク、ストラヴィンスキーの作品をとりあげ、ユハ・カンガスやサカリ・オラモの時代とは異なる個性をアピールしました。アルバム第2作の『Recharged by Nature(自然によって再充電され)』では、ブルーマンの長年の友人、ビューストレムをはじめ、彼女が自然観や音楽観を共有する4人の作品によるプログラムを組んでいます。
アンドレーア・タッロディは、近年ヨーロッパ各地で作品が演奏され、スウェーデンでもっとも国際的に知られる作曲家のひとりとみなされています。《アカンサス》は、アンリ・マティスの「ペーパー・カットアウト」の「白を背景に定型化したアカンサス」を描いたシリーズからインスピレーションを得て作曲されました。「2つのヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲」として作られ、フィンランドのペッカ・クーシストが参加して録音セッションが行われました。
マッツ・ラーション・グーテもスウェーデンの作曲家です。《大地の歌》は、オストロボスニア室内管弦楽団から委嘱を受けて作曲されました。曲名は、グスタフ・マーラーの作品とはまったく関係なく、「フォークミュージック的コンポストとでもいう、大地から出現する音楽」をイメージしてつけられました。アラブの音階「マカーム」の5つが素材として使われています。
ブリッタ・ビューストレム の《戸外にて》は、このマーリン・ブルーマンのための「協奏曲」をCOVID-19 のパンデミック初期に数ヶ月間で作曲したといいます。スウェーデン語の曲名《i det fria》には、「自由になって」と同時に「収監されて」ないし「ロックダウン下で」に対する「戸外で」という意味の作曲者の願いがこめられています。「この作品は、たとえて言うなら、音楽による長く苦しい旅、トレック」(ブリッタ・ビューストレム)。西アフリカの伝統音楽からインスピレーションを得て作曲され、その影響がドラムのビートに反映されています。
サウリ・ジノヴィエフは、フィンランドのもっとも若い世代の作曲家のひとりです。ロックバンドでエレクトリック・ギターを弾き、作曲に興味をもつようになってからシベリウス・アカデミーでタピオ・ネヴァンリンナ、カールスルーエ音楽大学でヴォルフガング・リームに学びました。《再充電され》は、学生のころに書いた作品を改訂して作られました。「電撃的でリズミカルな」作品。2019年4月13日、オストロボスニア室内管弦楽団がクラウス・マケラの指揮で初演した後、フィンランドとスウェーデン、中央ヨーロッパのコンサートでも演奏され、聴衆にインパクトを与えつづけています。

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