リサイタル- 私の歌をのぞき見しないでくれ

ヴァイオリニストでもある歌手ヴィルピ・ライサネンによる
「メゾソプラノと弦楽四重奏」の魅力的なアルバム

  • アーティスト:ヴィルピ・ライサネン、ダネル四重奏団
  • レーベル:ALBA
  • 品番:ABCD-478
  • ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:47:27

TRACK LIST

リサイタル- 私の歌をのぞき見しないでくれ

グスタフ・マーラー(1860–1911)(フレデリック・ネイリンク(1985–) 編曲):歌曲集《リュッケルトによる5つの歌曲》
[私の歌をのぞき見しないでくれ/私はほのかな香りを吸った/私はこの世に捨てられて/美しさゆえに愛するのなら/真夜中に]
マティルデ・ヴァンテナール(1993–):わが心に憂い多かりき ー ここにはまるで夜の闇があるばかり
ミエチスワフ・ヴァインベルク(1919–1996):即興とロマンス(弦楽四重奏のための)
オットリーノ・レスピーギ(1879–1936):日没(メゾソプラノと弦楽四重奏のための)
グスタフ・マーラー(フレデリック・ネイリンク編曲):夏に小鳥はかわり(《若き日の歌》から)

ヴィルピ・ライサネン(メゾソプラノ)
ダネル四重奏団[マルク・ダネル(ヴァイオリン)ジル・ミレ(ヴァイオリン)ヴラド・ボグダナス(ヴィオラ) ヨーヴァン・マルコヴィチ(チェロ)]
録音:2023年4月16日–19日 キエリッキ石器時代センター(ユリ=イ、オウルンカーリ、フィンランド)
制作・録音エンジニア・編集・マスタリング:エンノ・マエメツ、ヴィーヴェ・マエメツ

★弦楽四重奏のヴァイオリニストだったヴィルピ・ライサネンとダネル四重奏団 のつながりは、30年近く前、イングランドのブリテン=ピアーズ・スクールで行われたボロディン四重奏団のマスタクラスでの出会いから始まりました。20年ほど経ち、その間、歌手としての国際的なキャリアを築いたヴィルピは、ベルギーの音楽祭でダネル四重奏団と再会。歌い手が「5人目のメンバー」として弦楽四重奏に加わる「歌と四重奏が対等な関係にある」室内楽のジョイント・コンサートをヨーロッパ各地で行いました。このアルバムは、「メゾソプラノと弦楽四重奏」の魅力的で深い世界を広く伝えることを目的に作られました。
マーラーの《リュッケルトによる5つの歌曲》と《若き日の歌》の〈夏に小鳥はかわり〉は、ベルギーの作曲家フレデリック・ネイリンク(1985–)が編曲を手がけました。管弦楽共演版ともピアノ共演版とも異なる「美」の世界が表出されます。オランダのマティルデ・ヴァンテナールの《ここにはまるで夜の闇があるばかり》は、J・S・バッハのカンタータ第21番『わが心に憂い多かりき』の歌詞を借り、「恐怖と絶望」というテーマを扱った作品です。ナイメーヘンの室内楽協会の70周年を記念して委嘱され、2021年5月にライサネンとブロドスキー四重奏団によって初演されました。ヴァインベルク の《即興とロマンス》は、スターリン体制の下、逮捕投獄されるなど過酷な経験をした1946年から1957年の間に作曲された、第6番と第7番の弦楽四重奏曲の間を埋める唯一の弦楽四重奏のための作品です。「アダージョ」と「アンダンテ」に分かれ、「ショスタコーヴィッチ的」とみなされることが多いといわれます。
ヴィルピのホームタウン、北部フィンランドのユリ=イ村にある「キエリッキ石器時代センター」のホールでのセッション録音です。

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