イラリ・ラークソ(1952–):ジャムポット- ピアノとソプラノのための作品

「自由調性」を重視する作曲家のひとり
1952年生まれのイラリ・ラークソの作品集

  • アーティスト:ピア・フロイント,アンア・ラークソ、クリス・ソルト
  • レーベル:ALBA
  • 品番:ABCD-518
  • ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:66:54

TRACK LIST

イラリ・ラークソ(1952–):ジャムポット- ピアノとソプラノのための作品

・Villa(ヴィラ)(2007)(ピアノのための4つの小品)【プレスト/三音で/誰がヴェールを振っているのか?/マエストーゾ】
・Jam Pot(ジャムポット)(2022)(クリス・ソルトの6つの詩)(女性歌手、ピアニストと詩人のための)*【わたしの指と指の隔たり/生存/家族のジャムポット/ヴィラネル/くちづけ/コーダ】
・Beyond(向こうに)(2016/22)(ピアノのための)
・Writing These Poems(こうした詩を書いて)(クリス・ソルトの4つの詩)(女声とピアノのための)【こうした詩を書いて/パンクチュエーション/カーサ・デ・レボルフェにて/私のページに止まったからペンギン版『現代英国詩』で叩いて死なせた】
・From behind the Wallpaper(壁紙の向こうから)(2020)(ピアノのための)
・En tiedä milloin jäät ovat lähteneet(いつ氷が消えてしまったか、私は知らない)(2021)【父が死んだ/鎖となって、歩く/旅立ちのとき/ウッド・アネモネ/私は歌った】


ピア・フロイント(ソプラノ、シュプレッヒシュティンメ *)
アンア・ラークソ(ピアノ、シュプレッヒシュティンメ *)
クリス・ソルト(シュプレッヒシュティンメ *)

録音:2022年2月14日–18日 クーサーホール(クーサンコスキ、フィンランド)
制作:ゥイヤ・ハッキラ
録音エンジニア:ヴァリストテレス・スタジオ(Varistoteles Studiot)

★1960年代の後期、フィンランドの音楽シーンでモダニズムが脇に追いやられ、「古かったもの」に新しい道を求める人たちが台頭してきました。モダニズムの流れを嫌い、教えることに専念していたエイナル・エングルンドが作曲に復帰。ジャズやフォークミュージックの要素をコンテンポラリー・ミュージックに融合させる手法の作曲家や「自由調性」を重視する作曲家が演奏者と聴衆から注目されるようになりました。1952年生まれのイラリ・ラークソ Ilari Laakso もそうした作曲家のひとりです。
『Jam Pot(ジャムポット)』と題したアルバムには、「家族と親族、演奏者との関わり」という共通点をもつ3つの歌曲集と3つのピアノ曲が収録されています。作曲家マルティン・ヴェゲリウスが建て、現在、音楽関係者のレクリエーションと仕事の場として使われている「ヴィラ・ヴィーカン」に由来する《ヴィラ》。イギリスの詩人クリス・ソルト Chrys Salt の詩による《ジャムポット》と《こうした詩を書いて》。「隠れていて、ほとんど聞こえない」と「目に見えて、騒々しい」という生活の2つの状態による《向こうに》。「ヨウコ・トロネン教授を追悼」する《壁紙の向こうから》。「最後の歌曲 - リトヴァ・パルッシネンの詩による女声とピアノのための歌(Canzoni Domestici – Laulusarja naisäänelle ja pianolle Ritva Pärssisen runoihin)」《いつ氷が消えてしまったか、私は知らない》は、ラークソの姉妹、2021年に病気で亡くなったリトヴァ・パルッシネン Ritva Pärssinen が「家族」を詠んだ詩に作曲されました。

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