ペール・ヘンリク・ノルドグレン:流れ

フィンランドの作曲家ペール・ヘンリク・ノルドグレの作品集

  • アーティスト:ユヴァスキュラ・シンフォニア
  • レーベル:ALBA
  • 品番:ABCD-521
  • ジャンル:ジャンルクラシック管弦楽協奏曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:55:10

TRACK LIST

ペール・ヘンリク・ノルドグレン:流れ

ペール・ヘンリク・ノルドグレン (1944–2008)
・流れ(Streams) Op.80(1991)(室内管弦楽のための)
・チェロ協奏曲第5番 Op.135(2005)*
・室内交響曲 Op.97(1996)(木管五重奏、打楽器、ピアノ、チェレスタと弦楽五重奏のための)

ユヴァスキュラ・シンフォニエッタ
ヴィッレ・マトヴェイェフ(指揮)
トゥオマス・ユリネン(チェロ)*
[楽器/Cello: Giovanni Grancino, 1704]
録音:2021年5月2日–5日 ミッケリホール(ミッケリ、フィンランド)
制作・録音エンジニア・編集・マスタリング:サイモン・フォックス=ガール

★フィンランドの作曲家ペール・ヘンリク・ノルドグレの音楽は「変わることのない生命の流れ」と言われてきました。生命に深く根差し、そのさまざまな姿や形を聴き手が、眺め、経験し、感じる。ユヴァスキュラ・シンフォニエッタとヴィッレ・マトヴェイェフのこのアルバムでは、ノルドグレンの作品のいくつかのスタイルを示す3つの作品が演奏されます。
《流れ》は、ヴァンター音楽大学の委嘱を受けて作曲されました。「2つのフルート、2つのクラリネット、ピアノと弦楽」のための音楽。アルヴォ・ペルトの「ミニマリズム」と《ベンジャミン・ブリテン追悼のカントゥス》を想起させる作品です。1991年11月2日に初演され、翌年にオランダで開催されたヨーロッパ音楽学校連合のフェスティヴァルでフィンランドの新しい音楽を代表して演奏されました。《チェロ協奏曲第5番》は、ノルドグレンの最後のチェロ協奏曲です。穏やかな部分と力強くリズミカルな部分の2つのセクションに分かれる単一楽章で書かれています。終わり近く、ドミトリー・ショスタコーヴィチの「DSCH 音型(動機)」が、ノルドグレンが敬愛していたとされる作曲家へのオマージュのように現れます。第2番の協奏曲と同様、エルッキ・ラウティオに献呈されました。この「世界初録音」のソリストに起用されたトゥオマス・ユリネン(1982–)は、ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーでマルコ・ユロネンに学び、ソリストと室内楽奏者として活動しています。《室内交響曲》は、現代の音楽を支援する目的で1990年代に設立されたラハティ室内楽協会の委嘱による作品です。「木管五重奏、打楽器、ピアノ、チェレスタと弦楽五重奏」の編成により、3つの部分からなる単一楽章で書かれています。1996年11月21日、オスモ・ヴァンスカの指揮で初演されました。世界初録音の作品です。
指揮者のヴィッレ・マトヴェイェフ (1986–)は、今日のフィンランドでもっとも多彩な活動をする音楽家のひとり。《アド・アストラ》やチェロ協奏曲《交差点》(ABCD 364)などの作曲家とピアニストとしても活動しています。サヴォンリンナ・オペラ・フェスティヴァルの芸術監督、スウェーデンのノルランドオペラの首席客演指揮者などのポストをもち、デンマーク、アイスランド、スロヴェニア、クロアチアと活動の幅を広げています。2014年から2022年までユヴァスキュラ・シンフォニエッタ の首席指揮者を務め、2022年秋に芸術顧問に就任しました。

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