フランチェスコ・ラティス~天使の対話(ドラマティック・カンタータ&ポピュラー・ソング集)

歴史に埋もれた作曲家
フランチェスコ・ラティスの「天使の対話」を収録

  • アーティスト:ヌオーヴォ・アスペット,ミヒャエル・ドィッカー
  • レーベル:ACCENT
  • 品番:ACC-24290
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:60:40:00

TRACK LIST

フランチェスコ・ラティス~天使の対話(ドラマティック・カンタータ&ポピュラー・ソング集)
1.フランチェスコ・ラティス(1676没):天国と地獄のシャコンヌ
2.ステファノ・ランディ(1587-1639):シンフォニア2
3.ラティス:天使の対話(楽師)
4.ラティス:天国には行けない
5. タルクィニオ・メールラ(1595-1665):ペル・マルーム・ヴェレ
6.ランディ:シンフォニア3
7.メルーラ:ラ・ルジェーラ
8.ラティス:天使の対話(魂と悪魔)
9. ベルナルド・ジアノンチェリ(1650以前没)/ラティス:虚ろなベルガマスカ
10.ラティス:取り乱したルガー
11. マルコ・ウッチェリーニ(1610-1680):アリア第3番~ソプラノのバレット
12.ラティス:魂の対話(正直者)
13.ウッチェリーニ:アリア第4番~ソプラノのシャコンヌ
14.ラティス:天使の対話(魂、世界、肉体、悪魔)
ヌォーヴォ・アスペット ミヒャエル・ドィッカー(指揮)
コルネリア・サミュエリス(S) 岡村知由紀(S)
フランツ・フィッツトゥム(CT) クリスティアン・ディエツ(T)  ヨルック・フェリックス・スペール(B)

★「ヴァニタス(すべては空しい)」や「メメント・モリ(死を記憶せよ)」といった17世紀バロック期の精神を表す概念。そういった世界観から生まれ当時ヒットしたという「パッサカリア・デラ・ヴィータ( 人生のパッサカリア)」というアリアがあります。しかしその曲の成り立ちなどに謎が多くこれまで研究されてきませんでした。そこで200ページに及ぶ歌の楽譜の束を手に入れたリュート奏者であるミヒャエル・ドィッカーがこの真相を究明。実際その束は、この作品に関する事だけではなく、隠れた多くの曲が含まれた宝でありました。1657年に出版されたこの束の内、数ページにイタリアのキアヴェンナでオルガニストとして活躍していたフランチェスコ・ラティスの作品が発見されました。彼の音楽は非常にキャッチーなメロディーで、人々の信仰心を強める曲。 このアルバムに収録された「天使の対話」は、楽師、悪魔、そして魂、世界、肉体などを擬人化した旋律をプサルテリウム、ハープ、トロンボーン、バロック・ギターの楽器が対話をするという構成。2011年に設立された新進気鋭のドイツのピリオド・アンサンブル、ヌォーヴォ・アスペットが、様々な技巧を駆使して鮮やかな表現を楽曲から引き出した聴きごたえのある1枚です。
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