おしゃべりはもうたくさん ~17世紀イタリアの器楽音楽

声から楽器へのパラダイムシフト
熱気たっぷりに繰り広げられる新しい音楽

  • アーティスト:ル・バロクダ
  • レーベル:ATMA CLASSIQUE
  • 品番:ACD2-2824
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:59:16

TRACK LIST

おしゃべりはもうたくさん ~17世紀イタリアの器楽音楽

ダリオ・カステッロ(1602?-1631):3声のソナタ第10番 ニ短調(新様式による協奏ソナタ集第2巻)
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):3声のソナタ第1番 ニ短調『ラ・コルナーラ』(2声または3声のための18のソナタ集 Op.2)
ジョヴァンニ・バッティスタ・グリッロ(15??-1622):4声のカンツォン第16番 ト長調(種々の楽器のためのカンツォン集)
タルクィニオ・メールラ(1594 or 1595-1665):カンツォーネ第24番 ハ短調『ラ・ヴァルカレンガ』(2声または3声のためのカンツォーネ集第4巻 Op.17)
ビアージョ・マリーニ(before 1597-1663):2重音を含むヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調(ソナタ、シンフォニア、カンツォーネ、パッサメッツォ、バレ、協奏曲、ガイヤルドとリトルネッロ集 Op.8)
マリー・ナドー・トランブレ(1991-):即興曲
タルクィニオ・メールラ:カンツォーネ第18番 ニ長調『騎士』(2声または3声のためのカンツォーネ集第4巻 Op.17)
ビアージョ・マリーニ:『ラ・モニカ』によるトリオ・ソナタ ニ短調(ソナタ、シンフォニア、カンツォーネ、パッサメッツォ、バレ、協奏曲、ガイヤルドとリトルネッロ集 Op.8)
フランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョ(16世紀後半-1626?):パレストリーナのマドリガル『丘や野原は』に基づくディミニューション ニ短調(『種々のパッサッジョの森』)
ネイサン・モンドリー(1991-):即興曲
ダリオ・カステッロ:3声のソナタ第12番 イ短調(新様式による協奏ソナタ集第2巻)
タルクィニオ・メールラ:カンツォン第19番 ハ長調『ラ・プステルラ』(2声または3声のためのカンツォーネ集第4巻 Op.17)
ダリオ・カステッロ:ソナタ第4番 ニ短調(新様式による協奏ソナタ集第2巻)

マリー・ナドー・トランブレ(ヴァイオリン)
ル・バロクダ(古楽器アンサンブル)
録音:2022年6月13・14日/ケベック

★17世紀イタリアで花ひらいた器楽音楽の芸術を、ヴァイオリンとリコーダーを主役として紹介するアルバム。ダイナミックで実験的、当時ほとんど過激とまでみられた「普通じゃない」作品が集められており、火花が飛び散るような鮮烈な演奏が繰り広げられています。ルネサンス時代に大きく発展し完成をみた声楽の芸術に替わって、器楽が新しいパラダイムとして登場し、さまざまな探求や発明、研究がおこなわれたバロック時代特有の熱気がまざまざと感じられます。アルバムタイトル「Basta parlare!」(話すのをやめて、もう十分!)も、声に替わる新たな表現としての器楽を極めていくのだという決意表明なのでしょう。

0722056282420

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