一癖ある選曲に個性を感じる
美しい共感にあふれたフランス・プログラム
- アーティスト:エリザベート・ピオン
- レーベル:ATMA CLASSIQUE
- 品番:ACD2-2890
- ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:64:29
一癖ある選曲に個性を感じる
美しい共感にあふれたフランス・プログラム
伝説の女性 ~近現代フランス・ピアノ作品集
メル・ボニ:(1858-1937):伝説の女性 [メリザンド / デスデモーナ / オフィーリア / ヴィヴィアーヌ / フィービー / サロメ / オムパレー]
デュティユー(1916-2013):波のまにまに [子守歌の前奏曲 / クラケット / 即興曲 / 無窮動 / バッハを讃えて / 練習曲]
アデス(1971-):歌劇『皆殺しの天使』より 子守歌(アデス編)
ブーランジェ(1893-1918):前奏曲 変ニ長調、3つの小品 [古い庭から / 明るい庭から / 行列]、主題と変奏 ハ長調
ドビュッシー(1862-1918):喜びの島 L.106
エリザベート・ピオン(1996-):水曜夜のバルコニー
デュティユー:波のまにまに~ 子守歌の前奏曲(装飾付き)
エリザベート・ピオン(ピアノ)
録音:2023年2月18-20日/ケベック
★エリザベート・ピオンは1996年カナダのケベック生まれでイギリスでも活躍しているピアニスト。当盤がデビュー・アルバムになります。ずっと親しみを感じていたというフランス音楽を集めた内容ですが、近現代のあまり知られていない作品を自然に取り上げているところに、彼女のきわだった個性を感じます。かろやかな旋律とにじむような色彩、幻惑的な美しさにつらぬかれた1枚。ドビュッシーの『喜びの島』で盛り上げたあと、自作を挟んで、ふたたびデュティユーの『子守歌の前奏曲』を、今度は装飾付きの演奏で収録する流れも面白いです。