ガーナ出身でオランダを拠点に活動する若手トランペット奏者、ピーター・ソムアーの第二作目
ガーナ音楽とモダンジャズの伝統を素材に、現行コズミックジャズのセンス・技法で練り上げられたモザイク的大伽藍
Peter Somuah / Letter to the Universe
01 The Universe feat. Lisette Ma Neza
02 Mission on Earth
03 Soft Touch
04 Green Path
05 Moonl ight feat. Latanya Alberto
06 Raindrops
07 A Thought of You
08 The Sky feat. Stevo Atambire
09 Thankful
10 Reincarnation feat. Gyedu Blay Ambolley
11 Inner Peace
12 Odo
メンバー:
Peter Somuah(trumpet, vocals (Soft Touch, Odo), guitar (Odo)), Jesse Schilderink(tenor saxophone), Anton de Bruin(keyboards & rhodes), Marijn van de Ven(double bass & electric bass), Jens Mei jer(drums), Danny Rombout(conga, bells, shakers & djembe), Thomas Ni i Lantey(botchway dundun, banana bell, talking drum), Lisette Ma Neza(spoken words on The Universe),Latanya Alberto (vocals on Moonlight), Gyedu Blay Ambolley(rap vocals on Reincarnation), Stevo Atambire(vocals on The Sky), Lydia Stavraki & Inda Duran(vocals on The Universe),
Strings on Mission on Earth, Soft Touch & Moonlight:
Celeste Engel & Luna Hallenga(violin), Daniela Rivera(viola),Jasper den Hond(cello)
Recorded at Wedgeview Studios, Netherlands
★ガーナ出身でオランダを拠点に活動する若手トランペット奏者、ピーター・ソムアーの第二作目がACTよりリリース。
★ガーナの首都アクラで、14歳のときにトランペットを始め、ロイ・ハーグローヴ、マイルス・デイヴィスらに強く影響を受けながらも西アフリカの音楽に囲まれて育った彼の目標は、ガーナとモダンジャズのつながりを、自らの音楽で探求すること。
★友人と中国に滞在し、バンドのメンバーとしてフランス、ベルギー、スペインを数年間ツアーした後、パートナーと共にオランダに渡った。ロッテルダムのコダーツ・アーツ・スクールで、コスモポリタンな6tetを結成し、デビュー作『アウター・スペース』を録音、自らのサウンドを確立した。同作はエディソン・ジャズ・アワードを受賞している。
★本作では、ガーナの歴史、ジャズジャイアントの作品、ベネルクスという新しい故郷の活気ある「アフロピアン」シーンなどを反映した新しい楽曲が満載。脈打つように熱狂的な「Mission On Earth」では、マイルスの「Bitches Brew」期への紛れもない献辞と、カマシ・ワシントンなどが牽引する現行のコズミック・ジャズに連なるセンスが違和感なく調和している。この曲は、キーボーディスト兼プロデューサーのアントン・デ・ブルーインと彼のバンドとの相互作用がいかにタイトで有機的であるかを示す完璧な例となっている。
★アシャンティ地方の気楽な6-8リズム（「Green Path」）、ガーナ北部の騒々しいフラ・フラ音楽とジャズの融合（「The Sky」）、20世紀初頭に西アフリカ沿岸で生まれたダンス音楽、ハイライフからの引用、ガーナのベテラン、ギェドゥ・ブレイ・アンボレイの登場（「Rein-carnation」）など、ガーナ音楽の色と特徴がギッシリと詰め込まれている。
