★デンマークの若手実力派ピアノトリオ、リトル・ノースによるACTレーベルデビューアルバム『While You Wait』がリリース。
★リトル・ノースは、デンマーク生まれの若き新星ミュージシャン3人で構成されたジャズバンド。メンバーには、ベンヤミン・ネルホルム・ヤコブセン (ピアノ)、マーティン・ブルンビャーグ・ラスムセン (ベース)、ラッセ・ヤコブセン (ドラム)が所属し、魅惑的なシネマティックサウンドと温かく強烈な存在感でリスナーを魅了している。彼らの作曲は、複雑なアレンジのストレートなメロディーで構成されており、2020年以降、この独自のサウンドを兼ね備えた4枚のアルバムをリリースし、いずれも高い評価を得ている。
★今作『While You Wait』は、8曲のインストゥルメンタル・トラックで構成され、純粋なアコースティック・トリオのセッティングで、まったく異なった心に残る”ムード”を創り上げている。もしかするとこれこそがこのバンドの特質の一つなのだろう。リトル・ノースは今アルバムで、音楽の形式的、概念的な側面に焦点を当てるのではなく、トリオのサウンド、メンバー間の相互作用、そして彼らが展開する魅力的な物語に焦点を当てている。
★また今作は、ACTレーベルのデビューにあたるという事もあり、トリオは初めてラインナップを増やし、ノルウェーの若手トランペット奏者、オスカー・アンドレアス・ハウグを特別ゲストに迎えた。リトル・ノースの温かみのあるテレパシー的な相互作用と、ハウグの優美で叙情的なトランペット演奏を融合させた、一連の作品を収録している。このアルバムの音楽のスペクトルを豊かにした魅力的で純粋な「北欧」の色彩に染まった一枚。