★アイスランドの若手ギタリスト、ミカエル・マーニ。ACTからのソロ・デビューアルバムが登場。
★ミカエル・マーニ・アスムンドソンは、ギタリスト・作曲家としてアイスランドとオランダで高い評価を得ている1995年生まれの若手ジャズ・ギタリスト。2019年5月にソロ・デビュー・アルバム『Bobby』をリリースし、デュエットのMarína & Mikaelとのアルバム『Beint Heim』でアイスランド・ミュージック・アワードで2017年の年間最優秀ジャズ・アルバムにノミネート。
★「ジョニ・ミッチェルとボブ・ディランの音楽が大好きなんだ」と語るミカエル・マーニ。自身の音楽をジャズ、ロック、印象派の混合と呼びつつも、その音楽性は親しみやすさと洗練を失わない。1曲目「She'll Arrive Between 10 & 11」から温かみのあるアコースティック・サウンドで強い印象を与える。
★ジャズへの傾倒は、演奏へのアプローチにも顕著に表れているが、フィンガーピッキングやブルース、アメリカーナ、ノルディック・ソングのエコーといったフォークなどに由来するテクニックや、映画音楽のような質感がより強く感じられるのが個性的。マルチトラックで録音された2つのナンバーを除いては、常にミカエルのソロのみであるのだが、それを感じさせない程のエネルギーに驚嘆させられる。