「京都市交響楽団 第600回定期演奏会」

“今聴きたい”名コンビ!
広上×京響の記念碑的演奏会が嬉しいCD化!!

  • アーティスト:広上淳一、京都市交響楽団
  • レーベル:ALTUS
  • 品番:ALT-362
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

「京都市交響楽団 第600回定期演奏会」
①モーツァルト:交響曲第41番ハ長調『ジュピター』 K.551
②R.シュトラウス:交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 Op.30

広上淳一(指揮) 京都市交響楽団
録音:2016年4月15日/京都コンサートホールでのライヴ(デジタル録音)

★2016年に創立60周年を迎えた京都市交響楽団。同年度第1回目の定期演奏会にして、通算第600回目となった記念すべきライヴ録音を収録したディスクがこちら。指揮は京響第12代常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーである広上淳一。2008年からお互いの関係を深めている広上&京響は2015年に「第46回サントリー音楽賞」を受賞、聴衆からも熱い支持を得ている“今聴きたい”名コンビ。チケット完売の記念碑的演奏会がCDで楽しめます。
★『ジュピター』は曲の構成原理としての「力強さと優美さの対比」をシンプルに突き詰めた演奏。終楽章のフーガでは中低音をしっかりと響かせ、堂々たる構築が説得力大。一方『ツァラトゥストラ』は開放的な大音響から深い闇の如き余韻まで、様々な曲想からそれぞれの美を巧みに引き出した、知的で技ありな演奏です。広上の明晰にして一歩踏み込んだアプローチに、素晴らしい反応で返す京響。聴いていて嬉しくなる見事な出来栄えです。

◆レコード芸術 2017年2月号 特選盤

Artist

《広上淳一 プロフィール》
東京生まれ。東京音大指揮科に学ぶ。1984年第1回キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクールに優勝し、国際的な活動を開始。フランス国立管、ベルリン放響、コンセルトヘボウ管、モントリオール響、イスラエル・フィル、ロンドン響、ウィーン響などメジャー・オーケストラへの客演を展開。91~95年ノールショピング響首席指揮者、98~2000年リンブルク響首席指揮者、97~2001年 ロイヤル・リヴァプール・フィル首席客演指揮者、91~2000年日本フィル正指揮者を歴任。近年では、ヴァンクーヴァー響、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、サンクトペテルブルク・フィル、ボルティモア響、シンシナティ響、スタヴァンゲル響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ポーランド放響、スロヴェニア・フィル、サン・パウロ響等へ客演。06~08年には米国コロンバス響音楽監督を務め数々の名演を残した。
国内では全国各地のオーケストラはもとより、07年サイトウ・キネン・オーケストラ、また、08年に水戸室内管弦楽団を指揮し、聴衆および批評家からともに絶賛された。
オペラ指揮でもシドニー歌劇場におけるヴェルディの《仮面舞踏会》や《リゴレット》が高く評価されたのをはじめ、近年では藤原歌劇団《椿姫》、日生劇場《アイナダマール》、《ドン・ジョヴァンニ》、新国立劇場《椿姫》《アイーダ》等が記憶に新しい。
15年京都市交響楽団とともにサントリー音楽賞受賞。16年第36回有馬賞受賞。
現在、京都市交響楽団常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー。東京音楽大学指揮科教授。

《京都市交響楽団》
京都市交響楽団(京響)は、市民文化の形成、青少年の情操を高めるために、古都京都の新しい文化創造の担い手として1956年4月に、日本で唯一の自治体直営のオーケストラとして創立された。その翌年の秋には早くも東京公演で熱演を見せた。この裏には、今では伝説的となったカール・チェリウス(初代常任指揮者)による厳格な猛練習があった。そして1959年、二期会との提携による「モーツァルト・オペラシリーズ」で全国を演奏旅行し、毎日音楽賞、大阪府民劇場賞、大阪府芸術祭賞を受け、さらに1961年にはコミュニティー隆盛の先導役を果たした意義を評価され、文部省芸術選奨を受けた。
この頃、一般には「モーツァルトの京響」というイメージが浸透していたがハンス・ヨアヒム・カウフマン(第2代常任指揮者)、森正(第3代常任指揮者)が常任の時期に、レパートリーの幅も近代・現代音楽にまで広げられ、楽団の規模も4管編成へと拡大された。
1967年から1971年の間は、第100回記念定期演奏会でストラヴィンスキーの三大バレエ音楽を取り上げて好評を博した外山雄三(第4代常任指揮者)と京響最初のレコーディング(シベリウス:交響曲第2番他)を成功させた渡邉暁雄(第5代常任指揮者)に率いられて日本全国で多くの演奏会を行い、京響は日本の著名なオーケストラの一つになった。
1972年から1976年の間は山田一雄が第6代常任指揮者を務めた。1973年から1998年まで、京都市は主として日本人による京響のための作曲を委嘱している。定期演奏会で取り上げたそれらの中から、5曲を収録したレコード“京都をイメージとした作品集”(小泉和裕指揮)は1978年「日本レコードアカデミー賞」を受賞した。1976年最初の海外公演として香港公演を行った。1976年から1984年の間、国際的な趣を吹き込むためニクラウス・ヴィス、スチュワート・カーショー、フルヴィオ・ヴェルニッツィ(第7代常任指揮者)など何人かの指揮者を海外から招いた。
1985年、小林研一郎が第8代常任指揮者に就任、1987年には北朝鮮、1989年フランスで公演する機会を得た。
1990年音楽監督・第9代常任指揮者に井上道義が就任。
1995年には大友直人が正指揮者、1996年から首席指揮者として指揮者陣に加わり、2001年4月第11代常任指揮者に就任、2004年4月からはアーティスティック・アドヴァイザーを兼任した。
2008年4月、第12代常任指揮者に広上淳一、京響初の桂冠指揮者に大友直人が就任。2014年4月からは、第12代常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーに広上淳一、常任首席客演指揮者に高関健、常任客演指揮者に下野竜也が就任し、新たな一歩を踏み出した。

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