帝国の音楽

オルガン奏者にして指揮者のハーゼルベック
モーツァルト、ビーバー、シュメルツァーらの作品のほかフックスやポルポラの貴重な作品
をおさめたボックスが登場!

  • アーティスト:ウィーン・アカデミー管弦楽団、マルティン・ハーゼルベック
  • レーベル:APARTE
  • 品番:AP-260
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲管弦楽音楽史/古楽声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:14CD

TRACK LIST

Musica Imperialis

[CD1]
Battaglia und Balletto~戦争とバレエ ウィーンのバロック音楽
・シュメルツァー(1623?1680):皇帝風セレナーデのためのハ調によるアリアを伴うソナタ/音楽による剣術の学校/フェルディナンド三世の死によせるラメント/アリアをともなうセレナータ
・ビーバー(1644-1704):6声のソナタ“Pauernkirchfahrt”/トランペット、弦と通奏低音のための5声のソナタ/バターリャ(1673)/セレナーデ“Nachtwaechter”
・アレッサンドロ・ポリエッティ(1641-1683):Das Henner und Hannerngeschrayに基づくカンツォンとカプリッチョ
・パヴェル・ヨーゼフ・ヴェイハノフスキ(1640-1693):ソナタ・ラ・ポスタ/ヴァイオリン、トランペット、トロンボーンと通奏低音のためのソナタ/8声のソナタ
マルティン・ハーゼルベック(指揮)ウィーン・アカデミー管弦楽団
グナール・レツボール(Vn)、アンドレアス・ラックナー(ソロ・トランペット)ほか
録音:1995年5月

[CD2]
・フェルディナンド3世(1608-1657):聖歌“Jes Redemptor omnium”/4声の聖歌“Deus Tuorum”/8声の聖歌“Hamanae Salutis”
・シュメルツァー(c.1620-1679):フェルディナンド3世の死のラメント
・皇帝ヨーゼフ1世(1678-1711):カンタータ「レジーナ・チェリ」
・皇帝レオポルト1世(1640-1705):ソナタ・ピエナ/”Laudate Pueri”
マルティン・ハーゼルベック(指揮)ウィーン・アカデミー管弦楽団
リンダ・ペリッロ(S)、イェルク・ヴァシンスキ(S)、ダヴィド・コルディエ(A)、ヘニング・ヴォス(A)、アキム・クラインライン(T)、ウルフ・ベストライン(Bs)、マルコス・フィンク(B)
録音:1997年10月

[CD3]
レオポルト1世の宗教音楽
・モテット、ミゼレーレ、3つの晩課
イェルク・ヴァシンスキ(S)、ダヴィド・コルディエ(A)、ヘニング・ヴォス(A)、アキム・クラインライン(T)、マルコス・フィンク(B)
マルティン・ハーゼルベック(指揮)ウィーン・アカデミー管弦楽団
録音:1997年10月14-16日

[CD4]
ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):オルガン作品
マルティン・ハーゼルベック(オルガン/クロスターノイブルク修道院、祝祭オルガン)
スコラ・オブ・ザ・ヴィエナ・インペリアル・チャペル&フーベルト・ドプ(合唱指揮)
録音:1992年10月

[CD5]
ヨーゼフ・フックス(1660-1741):Victimae paschali laudes(セクエンツ)/キリストの聖体のミサ/Plaudite, Sonat Tuba(モテット)/Paries Quindem Filium(モテット)
マルティン・ハーゼルベック(指揮)ウィーン・アカデミー管弦楽団
ダヴィド・コルディエ(A)、ドリュー・ミンター(A)、ヨハンネス・クム(T)、クラウス・メルテンス(Bs)
録音:1997年5月19-22日

[CD6-7]
ヨーハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):La Deposizione dalla Croce di Gesù Cristo Salvator Nostro(われらが救世主イエス・キリストが十字架からおろされるとき)(宗教作品)
ドロテア・レッシュマン(聖母マリア)、ソイレ・イソコスキ(マグダラのマリア)、デレク・リー・ラジン(エヴァンゲリスト)、ヘルムート・ヴィルトハーバー(ジュゼッペ・アリマテオ)、フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(ニコデモ)
ザンクト・フローリアン少年&男声合唱団〈合唱指揮:フランツ・ファルンベルガー〉
マルティン・ハーゼルベック(指揮)、ウィーン・アカデミー管弦楽団
録音:1992年9月

[CD8-9]
ヨーハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):Il fonte della salute(健康の泉)(宗教作品)
マルティン・ハーゼルベック(指揮)ウィーン・アカデミー管弦楽団
小池久美子(S)、リンダ・ペリーリョ(S)、ウルスラ・フィードラー(S)、ヘニング・フォス(C-T)、ヨハンネス・チュム(T)、フォルフガング・ヴァンクル(Bs)
録音:1999年3,4月

[CD10-11]
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):オラトリオ『ギデオン』
カイ・ヴェッセル(ギデオン)、ウルフ・ベストライン(ヨアス、ギデオンの父)、リンダ・ペリッロ(S)、ヘニング・ヴォス(A)、イェルク・ヴァシンスキ(C-T)、ヨハンネス・クム(T)
コリン・メイソン&ベルント・ランバウアー(合唱ソロ)
ヴォーカル・アンサンブル・ノヴァ(コリン・メイソン:合唱指揮)
マルティン・ハーゼルベック(指揮)、ウィーン・アカデミー管弦楽団
録音:1998年4月

[CD12]
モーツァルト:①「戴冠ミサ」 K317 ②「聖墓の音楽」 K42~ソプラノ、バス、混声合唱、オルガン、管弦楽のためのカンタータ③教会ソナタ集 ヘ長調 K244, 変ホ長調 K67, ハ長調 K329
エディト・ヴィーンス(S)、ベルナルダ・フィンク(A)、ヴェルナー・ホルヴェク(T)、トーマス・ハンプソン(Bs)
コンチェントゥス・ヴォカリス
マルティン・ハーゼルベック(指揮)、ウィーン・アカデミー管弦楽団
録音:1990年6月

[CD13]
モーツァルト:オルガン作品集
ファンタジア ヘ短調 K608、ファンタジア ヘ短調 K594、アンダンテ ヘ長調 K616、序曲 ハ長調 (K399より)、ジーグ ト長調 K574、アダージョ ハ長調 K536、フーガ ト短調 K154、フーガ 変ホ長調 K153、フーガ ト短調 K401
マルティン・ハーゼルベック(オルガン/ブレッサノーネ大聖堂、ボルツァーノ(イタリア))
録音:1989年9月

[CD14]=レオポルト2世の戴冠礼拝の音楽の再現=
①モーツァルト:ミサ・ソレムニス
②作曲者不明:Asperges me
③アルフレヒツベルガー(1736-1809):Veritas mea(グラドゥアーレ(奉献唱)ハ長調)
④モーツァルト:Splendete te, Deus; K. Anh.121、ハ長調
⑤ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ(1706-1784):トッカータ ハ長調
⑥ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):タントゥム・エルゴ ト長調
⑦サリエリ:テ・デウム(戴冠式のための)
⑧イルジー・イグナツ・リネク(1725-1791):KrönungsIntraden(ハ長調)
⑨グレゴリオ聖歌より
ルート・ツィーザク(S)、エイザベト・フォン・マグヌス(A)、ヘルムート・ヴィルトハーバー(T)、ゴットフリート・ホルニク(Bs)、ヘルムート・ヒュットラー(カントール)、ミヒャエル・ヤンコヴィッチ(カントール)、ペーター・イェロジッツ(カントール)
ウィーン王立礼拝堂学生合唱団(フーベルト・ドプフ合唱指揮)
ヒューゴ・ディストラー合唱団
インゴマール・ライナー(ポジティフ・オルガン)
マルティン・ハーゼルベック(指揮)、ウィーン・アカデミー管弦楽団
録音:1992年4月

★オルガン奏者にして指揮者のハーゼルベックが1985年に設立したオーケストラ、ウィーン・アカデミー管弦楽団による貴重な録音のボックスが登場。ウィーン・アカデミー管はHIPにこだわったスタイルで知られており、バロックからロマン派まで(珍しい作品もふくむ)、非常に意欲的に取り組んでいます。このボックスは、ハプスブルク家にゆかりのある音楽をあつめています。ハーゼルベックがこうした音楽に着目するきっかけは、自身が1976年、ハプスブルク家が重要な行事礼拝をおこなった教会でもあるアウグスティーナー教会のオルガン奏者に就任、さらに1978年には、ホーフブルク王宮礼拝堂のオルガン奏者に就任したことによります。礼拝堂のライブラリーには、シュメルツァーやビーバー、フックスら、さらには音楽を愛した皇帝たちの作品の楽譜など貴重な資料が多数おさめられておりました。このボックスには、ハーゼルベックとウィーン・アカデミー管が1989年から1999年にかけておこなった録音の中から、フックスのオラトリオや、ポルポラのオラトリオなどの貴重な作品から、音楽を愛したヨーゼフ1世やフェルディナンド3世、レオポルト1世による作品までが含まれています。どれも非常に丁寧な演奏。レツボールや若きトーマス・ハンプソンが参加しているものもあり、大注目のボックスです!

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