マイール:夫婦の愛

美しくもドラマティックな重唱の数々!
ドニゼッティの師マイールによる
フィデリオの物語を題材としたオペラ

  • アーティスト:デイヴィッド・スターン、オペラ・フオーコ
  • レーベル:APARTE
  • 品番:AP-267
  • ジャンル:ジャンルクラシック歌劇
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD

TRACK LIST

ジョヴァンニ・シモーネ・マイール(1763-1845):歌劇『夫婦の愛』「(全曲)

初演:1805年、ヌオーヴォ劇場(パドヴァ)
台本:ガエターノ・ロッシ/ジャン・ニコラ・ブイイの≪レオノール、または夫婦の愛≫に基づく

デイヴィッド・スターン(指揮)
オペラ・フオーコ(カタリーナ・ヴォルフ/コンサートマスター)
シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ/ゼリスカ、マルヴィーノ)
アンドレス・アグデロ(テノール/アモルヴェーノ)
ナタリー・ペレス(メゾ・ソプラノ/フロレスカ)
バスティアン・リモンディ(テノール/アルデラオ)
オリヴァー・グルディ(バス・バリトン/ペテルス)
アドリアン・フルネソン(バス・バリトン/モロスキ)
録音:2021年4月21-25日、オペラ・ド・マッシー、フランス

★マイールによるイタリア語のオペラ『夫婦の愛』全曲版の登場。マイールは1763年ドイツに生まれ、1787年からイタリアに留学し、ベルガモ大聖堂の終身教会楽長を務めました。ベートーヴェンの作品を紹介し、さらに、ベルカントに精通し、ベルガモの地でドニゼッティを指導したことでも知られています。オペラを70ほどのこしています。
★マイールの『夫婦の愛』の題材は、ベートーヴェン唯一のオペラ『フィデリオ』の元となったものとしても有名な、ジャン・ニコラ・ブイイの『レオノール、あるいは夫婦の愛』。勇敢な妻ゼリスカが、不当に拘束された夫アモルヴェーノを救い出すために、男装してマルヴィーノと名乗り刑務官として雇われるために乗り込む、というストーリーです。1805年にパドヴァで初演され大成功を収め、ヨーロッパ各地で何度も再演されました。モーツァルトとハイドンから受け継いだ管弦楽法と、イタリアの声楽の伝統を巧みに融合させ、魅力的な作品に仕上げています。独唱アリアはもちろん、登場人物たちによる重唱もどれも胸を打つものばかり。レチタティーヴォではチェンバロだけでなく、チェロとコントラバスも通奏低音を演奏しており、物語と音楽をより魅力的なものとしています。マイールは自身、ベル・カントに精通していると自認していますが、事実19世紀のオペラの発展を語る上で欠かせない存在です。デイヴィッド・スターン率いるオペラ・フオーコによる完全版のこの録音は、大歓迎すべきものといえるでしょう。

デイヴィッド・スターン&オペラ・フオーコ・・・アメリカの指揮者デイヴィッド・スターンは、2003年、18世紀中ごろから現代までのオペラ作品に特化した、パリを拠点としたオペラ・カンパニーを立ち上げます。オーディションによって若手を積極的に起用して、マスタークラス、リサイタルから大規模な舞台つきのオペラまで、意欲的なプロジェクトを世界に発信しています。レパートリーによって自在に編成を変えるオーケストラ、オペラ・フオーコ・オーケストラも併設しています。

『夫婦の愛』トレイラー https://www.youtube.com/watch?v=POCPI8mxpxw

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