シャルロット・ソヒー(1887-1955):作品集

メル・ボニに作曲の手ほどきを受け
ルーセル、ヴィエルヌのもとで研鑽を積んだ
シャルロット・ソヒー作品集

  • アーティスト:国立アヴィニョン=プロヴァンス管弦楽団 デボラ・ワルトマン、エルメス弦楽四重奏団、マリー=ロール・ガルニエ、ダヴィッド・カドゥシュ
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:BAP-01
  • ジャンル:ジャンルクラシック管弦楽協奏曲室内楽現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:3CD
  • その他の製品情報:La Boîte à Pépitesレーベル
  • 収録時間:3:04:00

TRACK LIST

シャルロット・ソヒー(1887-1955):作品集

[CD1]
・ファンタジー op.3/ダヴィッド・カドゥシュ(Pf)
・湿原の歌 op.4(1908)/マリー=ロール・ガルニエ、セリア・オネト・ベンサイ(Pf)
・ソナタ op.6 (1909/1910)/セリア・オネト・ベンサイ(Pf)
・10月 op.12-1(1931)/エロイーズ・ルッツァーティ(Vc)、セリア・オネト・ベンサイド(Pf)
・4つのロマンティックな小品 op.30(1944)/マリー・フェルミューラン(Pf)
・トリオ op.24(1931)/ニキタ・ニコロフ(Vn)、グザヴィエ・フィリップス(Vc)、セリア・オネト・ベンサイ(Pf)
[CD2]
・四重奏曲第1番 op.25/エルメス四重奏団
・四重奏曲第2番 op.33/エルメス四重奏団
・素朴な三部作 op.21/マチルド・カルデリーニ(Fl)、オメール・ブーシェ(Vn)、ル・ユン=シン・シャン(Va)、ヤン・ルヴィオノワ(Vc)、コンスタンス・ルッツァーティ(Hrp)
[CD3]
・ノスタルジックな3つの歌 op.7 (1910)~メゾ・ソプラノとオーケストラ
・ふたつの詩歌 op.17 (1922)~メゾ・ソプラノ(またはバリトン)とオーケストラ
・変奏する主題 op.15 bis(1921)/ヴァイオリンとオーケストラ
・センチメンタルな物語 op.34(1952)/弦楽オーケストラとパーカッション
・瞑想曲 op.18(1922)/ソプラノとオーケストラ
国立アヴィニョン=プロヴァンス管弦楽団
デボラ・ワルトマン(指揮)
マリー・ペルボ(ソプラノ)、オード・エクストレモ(メゾ・ソプラノ)、コルデリア・パルム(ヴァイオリン)

★シャルロット・ソヒーは1887年、エンジニアの父と、アマチュア音楽家の母のもとに生まれました。作曲の初歩を同じ女性作曲家メル・ボニ(1858-1937)に学びました。1894年にスコラ・カントルムに入学、そこではアルベール・ルーセルに対位法を、ルイ・ヴィエルヌ(ノートルダム大聖堂のオルガニストも務めた)にオルガンを師事。1908年、シャルロットはスコラ・カントルムで、12歳年上の作曲家で指揮者のマルセル・ラベイと出会い、結婚します。マルセルはその後スコラ・カントルムの教授に就任、子供も生まれ、幸せな時期を過ごします。サロンにも出入りし、パトロンからも認められる存在でした。戦禍を乗り越えた家族はノルマンディーに移り住み、シャトーを手に入れ、そこには7台以上のピアノを置き、エネスクやオネゲルを含め様々な音楽家たちを招いたりもし、さらにはモーリス・ドニといった音楽以外の芸術家たちとも交流があったそうです。夫マルセルは小さな村に音楽学校も開設しました。シャルロットは子供たちのために室内楽曲を作曲し、セルマ・ラーゲルレフの短編小説『アストリッド』をもとに自ら台本を書いたオペラ『王冠をかぶった奴隷』にも取り組みます。4回上演され、うち2回は夫のマルセルが指揮しました。1955年に脳出血で急逝しますが、このディスクにも収録されているピアノ作品、室内楽、また管弦楽のための規模の大きな作品も残しています。

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