バタワース: 管弦楽作品集

美しく雄大な響き。英作曲家バタワースの管弦楽作品集

  • アーティスト:ジェイムズ・ラザフォード、クリス・ラスマン
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS SA-2195
  • ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル
  • 収録時間:75:32

TRACK LIST

ジョージ・バタワース(1885–1916):
1. 牧歌《緑鮮やかな柳の堤》
2. 『シュロプシャーの若者』の6つの歌(オーケストレーション:クリス・ラスマン)
3. 『シュロプシャーの若者』ラプソディ
4. 2つのイギリス牧歌
5. 弦楽四重奏のための組曲(弦楽オーケストラ版編曲:クリス・ラスマン)
6. 歌曲集《風が吹くように愛が》
7. 管弦楽のための《幻想曲》(補筆完成:クリス・ラスマン)

ジェームズ・ラザフォード(バリトン)、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団、クリス・ラスマン(指揮)
セッション録音:①③⑦2015年1月、②④-⑥2015年9月/ホディノット・ホール

★SACDハイブリッド盤。ロンドン生まれのヨークシャー育ち、第一次世界大戦中の1916年8月5日にフランスのソンムで戦死した作曲家ジョージ・バタワースの作品集。
★収録曲は、1913年に作曲され、彼のもっとも愛されている作品のひとつ《緑鮮やかな柳の堤(青柳の堤)》、A・E・ハウスマン(1859-1936)の詩集『シュロプシャーの若者』(1896年出版)から選んだ詩による《『シュロプシャーの若者』の6つの歌》、この歌曲集の「管弦楽エピローグ」として作られた《『シュロプシャーの若者』ラプソディ》、1911年の《2つのイギリス牧歌》、ウイリアム・アーネスト・ヘンリー(1849–1903)の詩に作曲、バタワース自身が管弦楽共演版を作っておいた《風が吹くように愛が》です。最後に収録された管弦楽のための《幻想曲》は、バタワースが大戦勃発前に着手、92小節を書いたところで作曲が止まっていた作品です。入隊を控えた彼が内容に不満のある作品を破棄した際、この作品は捨てられず、手書きのフルスコアが残されました。作曲家でもある指揮者のクリス・ラスマンは、残された92小節の手稿譜を基に「バタワースのオリジナルの着想を展開させ、彼の他の作品を分析した追加素材を結合」し、約9分の作品に作り上げました。管弦楽版の初演は2015年11月19日。マーティン・ブラビンズがBBCスコットランド交響楽団を指揮しています。この作品と、ラスマンがオーケストレーションを施した《『シュロプシャーの若者』の6つの歌》と弦楽オーケストラ用に編曲した5楽章の《弦楽四重奏のための組曲》は、世界初録音です。
★クリス・ラスマンは、ロンドンの王立音楽大学を卒業、ケンブリッジ大学で音楽博士号を取得しました。指揮をヨルマ・パヌラとノーマン・デルマー、作曲は王立音楽大学のアラン・リドゥーに学んでいます。BBC TV にプロデューサーとして在職中、ラトビア国立オペラの《ラ・トラヴィアータ》と《道化師》で初めてオペラを指揮。現在、指揮者、作曲家として国際的に活躍しています。2つの歌曲集のソロを歌うジェームズ・ラザフォードはイギリスのバリトン歌手。《『シュロプシャーの若者』の6つの歌》のオリジナルのピアノ共演版やバタワースと親しかったヴォーン・ウィリアムズの《旅の歌》などを歌った『Most Grand to Die』(BIS SA1610)を2012年にリリースしています。

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