★フランス人ピアニスト兼プロデューサーのLAAKE、2020年デビューアルバム以来2作目が待望のリリース。
★LAAKEは、フランス出身のピアニスト/作曲家であり、ピアノに関しては完全に独学という天性の音楽センスを持ったアーティスト。2015年と2017年に2枚のEPをリリースしたあと、デビューアルバムとなる『O』を発表。プレスから高評価を得て、LAAKEの名を広めることとなった。
★今作は、当初ピアノ・ソロ・アルバムとして企画されたプロジェクトだったが、レコーディングの序盤にLAAKE本人が感電をし、複数の火傷を負うという大事故に遭ってしまう。その事故によって精神的にも傷を負い、本来のコンセプトとは少し違う、より良い自分、より強い自分になるべくして今回のアルバムが作られた。
★また今作は、LAAKEが10年以上かけて録音し、大切に保存してきた何百ものメロディーの断片を集めたもので作られている。ピアノ、オーケストラ、パーカッション、ポリフォニックボイス、オルガンが、それぞれ衝突し合い、まるで葬式のように明るい行進を繰り広げる、まばゆいばかりの一つのアート作品として捉えられる一枚。
★「明暗法」を駆使しながら、LAAKE は、鋭いビート、破壊的なピアノの音色、ボーカルの繊細さ、そして深みのある低音によって、影と光、柔らかさと激しさの間のバランスをとっている、非常に”作品”としての完成度と練度が垣間見えるアルバムだ。