ClarOscuro

イタリアの若手最注目株、エンリコ・ザニシ参加!
ベーシスト/作曲家Matteo Bortone率いるピアノ・トリオ
録音はステファノ・アメリオ-ECMファンにもお薦めの作品

  • アーティスト:Matteo Bortone
  • レーベル:CAM JAZZ
  • 品番:CAMJ-7927
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Matteo Bortone / ClarOscuro

1. Floating (2:18)
2. Manimoto (5:36)
3. Blimunda (5:05)
4. Know Yourself (8:08)
5. Diablos (5:43)
6. B & B (6:48)
7. Wormhole (5:50)
8. Concretion Part 1 (5:36)
9. Concretion Part 2 (5:11)
10. Gloom (5:17)
11. Grotesque (2:56)
12. Olvidao #2 (6:29)
All music by Matteo Bortone

メンバー:ClarOscuro: Enrico Zanisi(p),
Matteo Bortone(b, prepared double bass, glockenspiel), Stefano Tamborrino(ds)

◆1982年イタリアのオトラント出身、現在はローマを拠点に活動するベーシスト/作曲家Matteo Bortone率いるピアノ・トリオ作品で、『ClarOscuro』はアルバム名であり、バンド名でもある。リーダーとして通算3作目、CAM JAZZからはAlessandro LanzoniやStefano Carbonelliなど若手注目株のレコーディングに参加し、作曲家として楽曲も提供、リーダーとしては今作が1作目となる。またイタリアが誇る名ドラマー、ロベルト・ガットーのバンドへの参加経験もある。
◆注目は何と言っても、1990年ローマ生まれのピアニスト、エンリコ・ザニシの参加!2007年わずか17歳でマッシモ・アーバニ・アワーズを受賞し、2012年にはイタリアが誇る名ジャズ誌“Musica Jazz”の最優秀新人賞にあたるTop Jazz/Giovane Talentoを受賞。その存在は、今最も注目を集める若手イタリア人ピアニストといっても過言ではない。また、現時点での新作『Piano Tales』(2016)ではクラシックをルーツに持つザニシの繊細さが全面に出たピアノ・ソロを聴かせてくれた。
◆今作は全てリーダーMatteo Bortoneのオリジナル。楽曲は作り込まれたものから自由度の高いものまで様々で、1曲が短めの計12曲。コンポーザーとしてもプレイヤーとしても、Matteoの魅力がよく伝わる構成となっている。
◆特に3人のバンドとしてのコンビネーションは素晴らしく、繊細なタッチと豊かなニュアンスのザニシのピアノに、ときに下から支え、ときに対位法的にメロディと絡み合うMatteoのベース、力強くタイトなビートからルバートなどでの素早く即興的なレスポンスまで自在なStefano Tamborrinoのドラムと、若手ながら数々の舞台を経験してきた精鋭であることは間違いない。シリアスでダークな1,11曲目、速いビートで疾走感のある2,5,10曲目,抒情的で美しい3,6,12曲目など、楽曲の幅は広く、また8曲目でMatteoはprepared double bass(コントラバスの弦の間に物を挟み、弾いたときに独特の効果をもたらす)を使用するなど、実験的な要素も垣間見える。
◆録音場所はECM第3のスタジオ、アルテスオーノ、録音&ミキシング&マスタリングはステファノ・アメリオ。ECMのファンの方にもお薦めのピアノ・トリオ作品だ。

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