グレゴリー・フリード:ヴァイオリンとピアノのための作品全集

知られざるロシア作曲家の貴重な録音
社会主義リアリズムの枠に収まりきらない
繊細で力のある音楽

  • アーティスト:イザベル・ファン・クーレン、オリヴァー・トリンドル
  • レーベル:CHALLENGE CLASSICS
  • 品番:CC-72953
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:82:30

TRACK LIST

グレゴリー・フリード(1915-2012):ヴァイオリンとピアノのための作品全集

ディヴェルティメント Op.45-1(1969)
アンダンティーノ
ソナチネ Op.32(1956)
自然の暦 Op.17-2(1948)[Spring is Arriving / The Little Bird / Spouts / Autumn / The Rivulet / Sunset / A Sparkling Drop / Bunny / The Wasps Feel Cold / Fox Hunting]
ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.27(1952)
ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.51(1968)
ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.57(1968)

イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
録音:2020年9月3-6日/ケルン、ドイツ放送カンマームジークザール

★ほとんど知られていないロシアの作曲家、グレゴリー・フリード(1915-2012)のヴァイオリンとピアノのための作品を網羅したアルバムです。フリードはペトログラード生まれで、リチンスキー、シェバリーンに作曲を師事。社会主義リアリズムに則った作風に始まり、後年は12音技法などの現代的な書法も取り入れました。いかにもロシア的な、明るい和声を持ちつつもひねった不協和を採り入れた語法が特徴的。ソナタ第3番では一気に沈静化した暗く不気味な世界も見せます。
★「15年ほど前にフリードの室内楽と管弦楽のスコアに始めて出会い、強い興味を持ちました。ヴァイオリンとピアノのための作品からは、作曲家の様式的発展を辿ることができます。初期作品はショスタコーヴィチの、後期作品はデニソフ、グバイドゥーリナ、シュニトケの語感に近いものがあります。〈暗い〉〈思索的な〉〈皮肉めいた〉〈秋日のような〉といったイメージが浮かんできます。」(オリヴァー・トリンドル)
★「2019年の夏、集まったフリードのヴァイオリンとピアノのための作品の楽譜を前に、オリヴィエと読み合わせのセッションをし、その音楽のあまりの強さに何度も涙しました。いずれも繊細で深い悲しみをもった、作曲家の真の心が込められた作品です。」(イザベル・ファン・クーレン)

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