ドヴォルザーク:交響詩「野ばと」Op.110、交響曲第5番ヘ長調Op.76

ボッシュによるドヴォルザーク・シリーズ
卓越した描写力が発揮されたドヴォルザークの「田園交響曲」と「殺人交響詩」

  • アーティスト:マルクス・ボッシュ、ニュルンベルク州立フィルハーモニー
  • レーベル:COVIELLO CLASSICS
  • 品番:COV-91512
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • 収録時間:58:14

TRACK LIST

ドヴォルザーク:交響詩「野ばと」Op.110、交響曲第5番ヘ長調Op.76

ニュルンベルク州立フィルハーモニー  マルクス・ボッシュ(指揮)
録音:2015年2月20日マイスタージンガーハレ、ニュルンベルク(ライヴ)

★マルクス・ボッシュが2011年から音楽監督を務めているニュルンベルク州立フィルハーモニーとのドヴォルザーク・シリーズ。
交響曲第5番は中期の傑作とは言われてはいますが、知名度や演奏機会は多くはありません。ボヘミアの風景を表現した独特の哀愁をもち、ドヴォルザークの「田園交響曲」とも呼ばれています。目の前に田園風景が広がるような第1 楽章冒頭の木管の旋律、第2楽章の憂いのある旋律、複雑なリズムをつないでいく第3楽章、そして、きっちりとした構成、はっきりとしたコントラストで緊張感を高めている終楽章は、ブラームスを思わせる重厚感。楽譜を丁寧に読み込み、集中して作り上げるボッシュの手腕は見事。ボヘミアの朴訥とした自然賛歌を高らかに歌い上げています。一緒に収録されているのが交響詩「野ばと」。この作品は、ドヴォルザークがアメリカからの帰国後、チェコの詩人カレル・ヤロミール・エルベンの詩集「花束」から着想を得て、「水の精」、「真昼の魔女」、「金の紡ぎ車」、そして「野ばと」の4つの交響詩が作曲されました。その題材の残忍さから「殺人交響詩」としても知られています。その中で最後の交響詩が「野ばと」。5つの部分からなり、それぞれのストーリーに沿った音楽が展開されていきます。夫を亡くした女の偽りの涙から音楽は始まり、ボッシュの物語への感情移入が音楽をますます雄弁にし、ゾクゾクするような演奏を聴かせてくれます。
バイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラであるニュルンベルク州立フィルハーモニー。1988年にクリスティアン・ティーレマンがドイツ国内最年少で音楽総監督に就任したことでも知られます。

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