★デンマーク人ベーシストのケネス・ダール・クヌッセンとラトビア人サックス奏者のトムス・ルジンスキスが中心になって結成された19人編成のスペース・ビッグバンドのデビュー作。
★クヌッセンはデンマーク出身のベーシストで、2010年以降、自身の名義で5枚のアルバムをリリースし、数々の賞を受賞。クラシック、民族音楽、ジャズなど様々なジャンルのミュージシャンと世界中でツアーし、常に新しい音楽の提示の仕方を模索している。
★トムス・ルジンスキスは、名門コンセルバトリウム・ファン・アムステルダムの卒業生で、バルト海を代表するジャズサックス奏者の一人。「ここ数年のラトビア・ジャズ界における最も印象的な発見」と呼ばれる。デビューレコーディング「ABRA」（2014年）は、批評家から高い評価を受け、「ラトビア・グラミー」の最優秀ジャズアルバムと最優秀デビューアルバムにダブルノミネート。
★両者とも過去にビッグバンドで活動した経験があり、そのような大規模なアンサンブルのためのモダンで現代的な曲が不足していることに不満を持っていた。欧米各地の優秀な音楽家の友人たちと一緒に、このプロジェクトを進めていき、「スペース・ビッグバンド」のファーストアルバムに結実。
★宇宙をテーマに2人のバンドリーダーがそれぞれ5曲ずつ作曲。クヌッセンがリズムに重点を置き、作品の中で複雑なリズムやポリリズムを扱っているのに対し、ルジンスキスはメロディの力強さが印象的。