★グラミー賞受賞ジャズシンガーのカート・エリングと、８弦ギターの使い手であるチャーリー・ハンターによる2021年グラミー賞ノミネート・アルバムの続編『The Iridescent Spree』がCD/LPにてEdition Recordsからリリース。
★カート・エリングは、イリノイ州シカゴに生まれ、聖歌隊の指導をしていた父のもとで育つ。コーラスを含め様々な楽器を演奏し始め、大学でジャズに出会い、ボーカリストとしてのキャリアをスタートさせる。1990年代始めにブルーノートと契約を結び、6枚のアルバムを同レーベルからリリース、後にコンコードへ移り4枚アルバムを発表する。グラミー賞に複数回ノミネートされ、グラミー賞を2回受賞したほか、ジャズ・ボーカル賞を3回、ジャーマン・エコー賞を2回、オランダのエジソン賞を2回受賞した、ストーリーテリングと天性の力を持つジャズ・アーティストは、予測不可能な感覚とともに今、飛躍している。
★グラミー賞を受賞した前作『SuperBlue』に続くこのアルバムは、プロデューサー/ギタリストのチャーリー・ハンター、マルチ・インストゥルメンタリストのドラマー、コーリー・フォンヴィル、ベーシスト/キーボーディストのDJハリソン(ブッチャー・ブラウンのメンバー)と再びタッグを組んだ。
★今作は、新曲を含め、ジョニ・ミッチェルの名曲「Black Crow」(n.1)や、オーネット・コールマンの「Only The Lonely Woman」(n.6)などといったカバー曲、ダイナミックな新機軸を盛り込んだ万華鏡のような作品集となっている。エリングの巧みなプロダクション、卓越した音楽性、そしてヴォーカルスキルが発揮され、R&B、ネオ・ソウル、クラシック・ポップ、サイケデリック・ミュージックなど、様々な音楽的要素を取り入れた、バラエティに富んだ最高の一枚に仕上がっている。