★1990年に、Quintonレコードからリリースされた、独自の世界を切り拓いてきたピアニスト、マシュー・シップの超大作『Circular Temple』がESP-Disk’よりCD/LP両フォーマットにて復刻。リリース当時はCDのみでの発売だったが、今回初となるヴァイナル化が決定した。
★マシュー･シップは、1960年、アメリカ/デラウェア州生まれの、ポスト･ジャズピアニスト/作曲家。彼の母親がトランペット奏者のクリフォード・ブラウンの友人でもあったことから、シップはジャズに強く惹かれ、5歳でピアノを弾き始め、高校時代にはロックグループでも演奏した。シップは1984年にニューヨークに移り、1990年代初頭から、バンドリーダー、サイドマン、またはプロデューサーとして数十枚のアルバムに出演している。当初は、フリージャズをメイン･スタイルにしていたが、その後、現代音楽、ヒップホップ、エレクトロなど、多岐にわたるジャンルで彼のキャリアは高い評価を得て、認知されている。
★今回は、60代となったマシュー・シップの芸術的なカタログを回顧するために、ESP-Disk’が、シップの絶版となっている初期の素晴らしい作品を再発するプロジェクトの記念すべき1枚目となる。
★今作『Circular Temple』は、マシュー・シップのサードアルバムで、ベーシストのウィリアム・パーカー、ドラマーのホイット・ディッキーとのトリオをフィーチャーしている。1990年録音作。
★ウィリアム・パーカーとの1994年のデュオ・アルバム『Zo』も2024年春に再発される予定。初出時のフォーマットであるCDだけでなく、レコードでも再発される予定である。さらに、2018年にESP-Disk'からリリースされた彼のソロ・ピアノ・アルバム『Zero』は、同じく2024年に初めてレコード化予定なので、お楽しみに。