バッハ:クラヴィーア練習曲集第2部、シャコンヌほか

ニューヨーク在住のチェンバロ奏者 濱田あや
濃厚かつこまやかなバッハ・アルバム

  • アーティスト:濱田あや
  • レーベル:EVIDENCE
  • 品番:EVCD-074
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 付属品:輸入盤・日本語帯・解説付

TRACK LIST

J.S.バッハ:
・トッカータ ニ長調 BWV 912
・イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971
・フランス風序曲 ロ短調 BWV 831
・シャコンヌ(スキップ・センペ編)~ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004より

濱田あや(チェンバロ/ルッカース製、1632/ 1745年)
録音:2020年11月12-14日、ヌーシャテル・美術・歴史博物館(スイス)

★ニューヨーク在住のチェンバロ奏者、濱田あやが、「編曲」と「即興」という2つのジャンルに焦点をあてて選曲したアルバムをリリースします。クラヴィーア練習曲集第2部に収められているイタリア協奏曲は、ソロとトゥッティが交互に現れるイタリア様式の協奏曲を独奏鍵盤作品に、そしてフランス風序曲は、フランス様式の管弦楽組曲のスタイルを用いた書かれた作品。バッハ初期の作品であるトッカータは、即興的な自由な部分を含む作品。そして最後に収録されたのは、濱田が衝撃を受けた、センペがヴァイオリン譜を見ながら即興で弾いた「シャコンヌ」(CD)を濱田が聞き取りで書き起こしたもの。どの作品も、濱田の歌にあふれているのはもちろん、軽やかなパッセージでの愛らしくも繊細な音色、そしてうたう部分での濃厚なレガートと、濱田の音楽に機敏に反応した楽器(ヌーシャテル所蔵のルッカース)の素晴らしさにも感じ入る内容。最終トラックの「シャコンヌ」でも、楽器の豊かな響きと、濱田のふくよかな音楽、そして終盤のたたみかけてくるような表現に圧倒されます。
★兵庫県芦屋市出身。神戸女学院中高部、同大学音楽学部首席卒業。ジュリアード音楽院古楽演奏科修士課程を、第一期生及び特待生として、最優秀の成績で修了。プロミュージカ・チェンバー・オーケストラの首席チェンバロ奏者、レザール・フロリサンのチェンバロ伴奏要員、及びサンテスプリ・フランス教会専属奏者。古楽アンサンブル「クイーンズ・コンソート」のメンバー。
ロンドン音楽祭コンクール第一位、ヨゼフ・ホフマン・ピアノコンクール第二位、フランス・ロワイヨモン財団賞、 MSM協奏曲コンクール、アーティスト・インターナショナル・オーディション等で受賞。またジュリアード音楽院にて、アイリーン・ダイアモンド・フェローシップ、および ヒュワード記念奨学金を受賞する。
北米・古楽鍵盤楽器協会国際総会、NY市主催国際リサイタルシリーズ、カナダ・ケベック州政府主催リサイタルに招聘されたのをはじめ、日本、米国、カナダ、中南米、欧州各地でリサイタルを開催。
ニューヨークにてケネス・ワイス、パリにてスキップ・センペの各氏に師事。また、ピエール・アンタイ、クリストフ・ルセ各氏の指導を受ける。
ニューヨーク・マンハッタン在住。
★濱田自身による充実の解説にも注目です。

◆レコード芸術 2022年4月号 特選盤

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