★ビクター原盤のフラメンコ・アルバムを杉本一家氏がリマスタリングし、世界初となる「MQA+ガラスCD」として製品化しました。もともと高品質録音でサウンド・チェック用としても人気のある音盤が現代最強のCDフォーマットとして登場します。こちらは完全限定生産品となり、全世界で30セットのみの流通。究極に贅沢でマニアックなハイレゾCDです。ガラスCDは通常CDプレイヤーで再生可能。MQA対応のプレイヤーであればさらなる高音質でお聴きいただけます。
★本場スペインでフラメンコ・グループを率いるラ・ポーチャは映画女優としても活躍した才女。音を聴くだけで熱狂的なステージングが目の前にありありと浮かび上がってきます。楽器や唄の素晴らしさはもちろん、かたく足を踏み鳴らす「サパテアード」の生々しさにはゾクゾクさせられるでしょう。アルバム後半ではフラメンコ・ギター史上最高の名手と目されるサビカスの凄まじいテクニックとほとばしるインスピレーションに溢れた演奏が聴けます。次々と宝石が零れ落ちるような強烈な粒立ちのサウンドがインパクト大。
★カラリと晴れ渡って広大な広がりを聴かせ、ギターはガット弦らしいソフトさを持ちつつ、爪弾きの瞬間が見える超ハイスピードな表現となる。独特のダミ声はよりコク深く味わい深くなり、合いの手もずっと遠くから聴こえてくるようになった。後半トラックのギターソロ＆アンサンブルも、音像の大きさはそのまま、倍くらいのスケールで鳴り渡るようになる。何より劇的に変化したのが足踏みである。いささかくたびれたベニヤ板の床でダンサーが舞っていたのが、新品の床材へ張り替えたような、力強くアタックの瞬間が堅く吹っ飛んでくる音に変貌を遂げてしまったではないか！なるほど、これはガラスCD化したくなろうというものだし、ガラスCDによってようやくマスターの持つ真価が発揮された、というほかないのではないか。（炭山アキラ氏の解説より）