グレーテ・フォン・ツィーリッツ作品集

名手ベルワルツ、ショッホも参加!
足掛け3世紀102歳まで生きた女性作曲家ツィーリッツの芸術が今明らかに!

  • アーティスト:ヤーコプ・ブレンナー、ロベルト・シューマン・フィルハーモニー
  • レーベル:HAENSSLER
  • 品番:HC-23065
  • ジャンル:ジャンルクラシック協奏曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • その他の製品情報:DDD
  • 収録時間:63:44

TRACK LIST

グレーテ・フォン・ツィーリッツ作品集

①日本の歌(1919)(全10曲)
②死のヴァイオリン(死の舞踏)(1953/7)~ヴァイオリン、ピアノと管弦楽のための
③2本のトランペットのための二重協奏曲(1975)

ゾフィー・クルスマン(ソプラノ)①、ニーナ・カーモン(ヴァイオリン)②、オリヴァー・トリンドル(ピアノ)②、イエルーン・ベルワルツ、アンドレ・ショッホ(トランペット)③
ヤーコプ・ブレンナー(指揮)ロベルト・シューマン・フィルハーモニー
セッション録音:2023年7月12-14日/ヘムニッツ・シュターツハレ

★グレーテ・フォン・ツィーリッツは1899年に生まれ2001年に歿した女性作曲家。足かけ3世紀を生きた歴史の証人です。生まれはウィーンで、1917年以降はベルリンに住みシュレーカーに師事。1919年の歌曲集「日本の歌」で注目され、作曲家になることを決意したといわれます。彼女の作品だけによるディスクはこれまで1つしかなく、大歓迎のリリースとなります。
★長い人生ゆえ作風も変化しています。「日本の歌」はエンダーリング独訳による大伴家持、和泉式部から斎藤茂吉までの和歌に基づき、濃厚な後期ロマン派的作風が興味津々。オリジナルはピアノ伴奏ですが、ここでは1980年代に作曲者自身が室内オーケストラ用にした版を使用。音楽は特に日本的でないものの、貴重なドイツのジャポニスム芸術と申せましょう。
★ヴァイオリン、ピアノとオーケストラのための「死のヴァイオリン」も、もとはヴァイオリンとピアノのための作品を後年編曲したもの。父が重病で死に瀕していた際、山歩きしていた彼女が、木の上で死神がヴァイオリンを弾く幻覚にとらわれ、そのメロディを用いたとのこと。バレエとしてのシナリオも執筆したとされます。
★「2本のトランペットのための二重協奏曲」はジャズ・トランペット奏者フリードリヒ・ケルナーと、当時ツィーリッツが注目していたキャロル ドーン ラインハルトのために作曲。カリオカ、チャチャチャなどラテン・アメリカのリズムやロックンロールの要素も採り入れた楽しい作品で、ツィーリッツの作風の幅広さと柔軟な感性に驚かされます。このアルバムではもと北ドイツ放送交響楽団首席イエルーン・ベルワルツとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の奏者でつい先頃2023年11月の来日公演で妙技を披露したアンドレ・ショッホがキレッキレの演奏を繰り広げます。

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