ハイドン:マリアツェル・ミサ(祝福された聖処女マリアの賛美)Hob. XXII:5

RIAS 室内合唱団の底力
ハイドンの傑作ミサ曲の登場!

  • アーティスト:RIAS室内合唱団
  • レーベル:harmoniamundi
  • 品番:HMM-902300
  • ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

ハイドン:マリアツェル・ミサ(祝福された聖処女マリアの賛美)Hob. XXII:5

ヨハンナ・ヴィンケル(ソプラノ)
ゾフィー・ハルムセン(アルト)
ベンヤミン・ブルンス(テノール)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス)

ジャスティン・ドイル(指揮)
RIAS 室内合唱団
ベルリン古楽アカデミー(コンサート・マスター:ベルンハルト・フォルク)

録音:2018年6月、ベルリン・コンツェルトハウス(ライヴ)

★ジャスティン・ドイル率いるRIAS室内合唱団の最新録音は、ハイドンのミサ曲。1752年、ハイドンは、オーストリアのマリアツェルの地にある教会(所有するマリアの肖像画の秘蹟を求めて多くの人が巡礼に訪れる)で合唱指揮者の職を得るという目的もあり、その地を巡礼しました。ハイドンの才能はマリアツェルの地の音楽監督にも認められましたが、ちょうどハイドンのためのポストはなく、ハイドンはウィーンに戻りました。1761年、ハイドンはエステルハージ家の音楽家として職を得、1766年に、前任者が亡くなったことにより、ハイドンは正式にカペルマイスターとして就任し、家の礼拝の音楽もとりしきるようになります。ちょうどこの昇進の時期に、この「祝福された聖処女マリアをたたえるマリアツェルのためのミサ(Mass for Mariazell inhonour of the Blessed Virgin Mary [Missa Cellensis in honorem Beatissimæ Virginis Mariæ])」、通称「マリアツェル・ミサ」も成立したと考えられます(自筆譜が失われているので精確なところは不明)。合唱曲、および「Laudamusu te」などいくつかの楽曲は独唱によっており、バッハのミサ曲ロ短調をも思わせます。どれも大変充実しておりますが、ドイルの指揮がすべてをやわらかな風合いにまとめており、RIAS室内合唱団の底力と表現力にあらためて感じ入る、素晴らしい演奏となっています。

Artist

RIAS室内合唱団・・・1948年設立。グロノスタイ(任期1972-86)、マルクス・クリード(1987-2001)、ダニエル・ロイス(2003-2006)、ラーデマン(2007-2015)、そして2017-18 のシーズからは、ジャスティン・ドイルが音楽監督を務めています。さらに、ラトル、ヤーコプス、ネゼ=セガンら世界的指揮者とも共演しています。2018年にはドイルが率いて来日もしており、その実力をあらためて見せつけました。

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