★アメリカが誇るミニマリズムの先導者であり”第四世界”の創始者、ジョン・ハッセルの伝説的名盤『The Surgeon Of The Nightsky』が180ｇ重量盤にてIntuition Recordsよりリイシュー。
★2021年に死去したアメリカのトランペッターでマルチ・インストゥルメンタリストのジョン・ハッセルは、人気歌手としてブレイクすることはなかったが、最小限の音でサウンドを構築する”ミニマリズム”のパイオニアとして国際的な伝説ミュージシャンとなった。ジョン・ハッセルは、アンビエント・サウンドとニューミュージックにインスパイアされた音楽の先見者でもあり、早くからテリー・ライリーとそのミニマル・ミュージックに接し、彼の最初のアルバムにも参加している。彼は異質な微分音的サウンドを生み出し、この奏法を民族的なポリリズム、サウンドスケープ、ジャズと融合させ、「第4の世界」と呼ばれる独自のスタイルを生み出した。
★今作は、1980年代から広く知られ、高い評価を得ているドイツの音楽レーベル”INTUITION”による重要なカタログ・タイトルを復刻するプロジェクト、”INTUITIONマスター・シリーズ”の最新盤となる。また、今作は豪華にリマスタリングを施され、180ｇ重量プレスによる高音質盤として再発売される。
★『The Surgeon Of The Nightsky』は、1987年にリリースされ、瞬く間にジョン・ハッセルの名を世界へと知らしめた間違いなく彼の最高傑作のひとつである。プロデューサーに巨匠ブライアン・イーノを迎えた完全なライブ録音による初のアルバム。パリ、バンクーバー、ハンブルク、ブリュッセルで録音されたそれぞれのトラックは、ジョン・ハッセルのコンサートの特別な雰囲気を反映している。優しいパーカッションと、芸術的に散りばめられた浮遊感のあるシンセサイザーの音、そして電子的に異質なトランペットを伴ったサウンドは神秘的に奇怪であると同時に、時空を超えてどこか言いようのないほど優しく柔らかくリスナーを包み込む。