★イタリア、ミラノを拠点に活躍する,ジャンニ(ds)とエンツォ(b)のロ・グレコ兄弟は、長く、SCHEMAレーベルでアルバムをリリース。Quintetto LoGreco、Quartetto Lo Greco名義でのハードバップ、モーダルジャズ的な作品や、SOULSTANCE名義では、クラブジャズ・テイストのアルバムを数枚残している。
★今年、久々のアルバム『Short Stories』をリリース。ベテランならではの円熟のコンテンポラリー・ジャズを聴かせてくれましたが、間を置かずして今度は、ゲスト・ヴォーカリストをフィーチャーした、スタンダード・ヴォーカル・アルバムの登場。（*M07は、ボズ・スキャッグス、M03は、Jelishaによるアシッドジャズ～フリーソウル名曲。）
★現在、ローマとニュー・ヨークを拠点に活躍中、日本でも人気の女性ヴォーカリスト、本作でも憂いのある歌声を聴かせてくれる、アリーチェ・リチャルディ、ソウルフルな歌声が魅力の英国人シンガー、アラン・ファーリントン、同じく英国出身の黒人シンガー、ジュリア・セント・ルイス、そして惜しくも最近亡くなってしまった、イタリアのTVやラジオでも親しまれたキャラクターで、黒人ヴォーカリスト、ドクター・フェリックスがゲスト参加。
★4人のヴォーカリストたちの異なるスタンダード・ナンバー。ロ・グレコ兄弟による軽快なインスト・チューン(M.05,09)による構成。兄弟によるオリジナル・ヴォーカル曲(M.01,06)も収録。
★音楽リスナーがカセット・テープでオリジナルのプレイリストをつくるイメージ、コンセプトで制作されたアルバムとのこと。ジャケットのカセットがなんとも、いい味です。