Beyond Sunday

ホルヘ・ロッシー・ヴィブラフォン・クインテット!
マーク・ターナーにアル・フォスターなど名手揃いの注目盤
さすが名人と思わせる水面下のやり取りが秀逸な作品

  • アーティスト:Jorge Rossy
  • レーベル:JAZZ&PEOPLE
  • 品番:JPCD-818009
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Jorge Rossy / Beyond Sunday

1. Beyond Sunday
2. Sativa
3. Kierra
4. Dusk
5. Joe's Dream
6. Sleeping In
7. Cold
8. Trust?
9. Douglas
10. Introspection

All compositions by Jorge Rossy, except 3 and 9 by Al Foster and 10 by Thelonious Monk

メンバー:Mark Turner(ts), Jaume Llombart(g), Jorge Rossy(vib), Doug Weiss(b), Al Foster(ds)

◆1990年代にブラッド・メルドー・トリオのメンバーで、ドラマーとして有名になったホルヘ・ロッシーだが、元々ピアノも演奏しており2000年にピアニストとしても本格的に活動を開始。そもそもバークリー音楽院にはトランペットで入学していたとう意外な経歴のホルヘ。今作は自らヴィブラフォンを用いたクインテット作である。
◆ヴィブラフォン奏者としてのホルヘの作品はいくつかあり、マイケル・カナン等とのカルテットでは主にスタンダードを選曲しているが、『Stay There』(2016) は今作のメンバーとほぼ同じ(ギターがピーター・バーンスタイン)で、オリジナルが中心である。
◆今作は名手が勢ぞろい!テナーのマーク・ターナーにドラムはアル・フォスター、ベースは現代NY ジャズ・シーンで引く手あまたのダグ・ウェイス。ギターのハウメ・ジョンバルトはスペイン出身、フレッシュ・サウンド・ニュー・タレントでリリースするなど、注目の存在だ。
◆10曲中7曲がホルヘのオリジナル、2曲がアル・フォスター、ラストがセロニアス・モンクの楽曲。全体を通して表面的な盛り上がりは見せないものの、そこはやはり名人達、水面下のさりげないやり取りの数々が実に秀逸で興味深い。マーク・ターナーはいつも通りクールにうねうね吹きまくり、ホルヘは音数少なく歌心あるプレイで、対照的なソロによりアンサンブルにダイナミクスが生まれる。アル・フォスターの柔軟でレスポンスが早く気の利いたドラミングでサウンドがより立体的になる。
◆ラスト10曲目、モンクの“Introspection”はひたすらスウィンギー。各ソロ、淡々とした味わい深いプレイで、特にギターのモンク的なアプローチが面白い。
◆音量を上げて隅々までじっくり聴きたい作品。

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