★今回リリースされる「HOME.S」は2008年6月14日にエスビョルン・スヴェンソンが亡くなる数週間前に彼の自宅で録音され、その後10年近くの間ハードディスクの中で眠っていたものを妻のエヴァ・スヴェンソンにより発見されました。
★オリジナル曲とスヴェンソン独自のメロディックな即興演奏で構成された全9曲のピアノ曲からなる本作は、パーソナルな空間ならではの濃密な空気と研ぎ澄まされた音が時を超えて語りかけてきます。
★「まるでエスビョルンの声が部屋の中に聞こえるようです。彼はまだ言いたいこと、伝えたいことがあるのです。」エヴァ・スヴェンソン

エスビョルン・スヴェンソン
1964年スウェーデン出身。クラシック・ピアニストの母とジャズ愛好家の父の影響で、幼少期よりクラシックとジャズの両方に親しむ。10代の頃はロックにも興味を持つ中、16歳から音楽学校で本格的にピアノのレッスンを受け、その後ストックホルム王立音楽院で学ぶ。1990年に幼馴染のマグヌス・オストロム（ドラム）と共にジャズ・コンボを結成、1993年にはベースのダン・ベルグルンドが加わり、エスビョルン・スヴェンソン・トリオ（e.s.t.)が誕生。1993年にデビュー・アルバム「When Everyone Has Gone」をリリース、北欧のジャズ・シーンに確固たる地位を築いた。そして1999年にリリースされたアルバム「From Gagarin's Point of View」をきっかけに欧州だけではなく国際的な人気を誇るピアノ・トリオとして大きな支持を得た。2008年6月14日、ストックホルム近くの小島でスキューバダイビング中の事故により44歳という若さで死去。