ベートーヴェンと同時代を生きた作曲家
ヨハン・ウィルヘルム・ウィルムス
当時オランダのサロンで愛された名曲に
新たな息吹を吹き込む
- アーティスト:ヘレン・ダブリングハウス
- レーベル:MDG
- 品番:MDG-90322586
- ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- 収録時間:77:49
- 付属品:輸入盤・日本語帯付
ベートーヴェンと同時代を生きた作曲家
ヨハン・ウィルヘルム・ウィルムス
当時オランダのサロンで愛された名曲に
新たな息吹を吹き込む
ヨハン・ウィルヘルム・ウィルムス:フルートのための室内楽作品集 Vol.2
ソナタ イ長調 作品33
トリオ ニ長調 作品6
ソナタ ニ長調 作品18‐1
ソナタ ト長調 作品18‐2
ヘレン・ダブリングハウス(フルート)
セバスティアン・ベラクダル(ピアノ)
ハンナ・ヴィンツェンス(チェロ)
★ベートーヴェンと同時代を生きた作曲家ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムスによるフルートとピアノのためのソナタ集第2集。
ヴィルムスは、ライン川中流部右岸のベルギッシェスラント地方の小さな村にに生まれ、父や兄からピアノと作曲の手ほどきを受け、フルートを独学で学びます。1791年19歳のときにアムステルダムに渡り、そこでフルート奏者、ピアニスト、オルガニスト、そして興行師としても活躍。その後、アムステルダムの裕福な美術収集家の娘と結婚し、彼も大きな恩恵を受けます。そして暇を見つけては、作曲をするという生活をしていましたが、それでも彼の作曲家としての評判は高く、ライプツィヒのゲヴァントハウスでも演奏され、その演奏にはE.T.A.ホフマンも肯定的な批評を書いたとされています。ヴィルムスは、1815年オランダ王国が成立をきっかけに行われた、新たな国歌のコンテストを受け、見事に採用されます(1932年まで)。「外国人」であった彼の音楽が採用されたというのは、彼の才能がオランダで広く認められていたということでしょう。
★第1集( MDG90321496)に続く本作は、フルートとピアノの作品に加え、チェロを含んだトリオ作品も収録されています。チェロは、1800年前後に使用されていたピアノの低音・高音の弱点を単に補うのではなく、音楽的な相乗効果を持って書かれている点で、ロマン派の先駆的な作品です。そして作品33のソナタは、フルートの扱い方を熟知したヴィルムスらしい充実した内容。ヘレン・ダブリングハウスの凛々しく心地よい音色は一音一音説得力があり、さらにMDGのバランスの取れた録音による立体的な録音は、当時オランダのサロンで愛された名曲に新たな息吹を吹き込みます。
ヘレン・ダブリングハウス
MDG-90322586
ヘレン・ダブリングハウス,セバスティアン・ベラクダ
MDG-90321496
ヘレン・ダブリングハウス、フィル・リオティス、ヴカン・ミリン
MDG-90321356