ねむれない夜~高橋悠治ソングブック~

波多野睦美の「ソネット」レーベル第6弾!
対話によって生まれ育まれてきた高橋悠治の歌の世界
音楽のある場所で 人はひとりではない―高橋悠治

  • アーティスト:波多野睦美、高橋悠治
  • レーベル:SONNET
  • 品番:MHS-006
  • ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲
  • 価格:¥3,300 (税込)
  • 形態:CD
  • 収録時間:48:14
  • 付属品:日本語帯・解説・歌詞付

TRACK LIST

ねむれない夜~高橋悠治ソングブック~

作曲:高橋悠治
ぼくは12 歳(1977)/詩:岡真史 
(編曲:戸島美喜夫 1,2,3,4,6,10,11)
1.みちでバッタリ
2.太ようのつかい
3.夕ぐれ
4.ゴットン・ゴロン
5.へや/ちっこい家
6.小まどから
7.ねむれない夜
8.リンゴ
9.あらけずりに
10.ぼくはうちゅうじんだ
11.ひとり/ぼくはしなない

12.さらば佐原村(2010)/詩:辻まこと
13.バッハと歩哨(2013)/詩:アイヴァ・ガーニー

旅だちながら 〜森崎和江3 篇(2020)/詩:森崎和江
14.雨
15.笛
16.旅ゆくところ

波多野睦美(歌)
高橋悠治(ピアノ)
録音:2020年6月15-17日、戸塚区民文化センター、さくらプラザ
エンジニア:櫻井卓
ディレクター:野田智子

★波多野睦美自身のレーベル「ソネット」の6枚目のアルバム『ねむれない夜~高橋悠治ソングブック~』。日本を代表する作曲家・ピアニスト高橋悠治と古楽から現代の作品までを歌いこなすメゾソプラノの波多野睦美は、多くの作品で共演を重ねてきました。
★このアルバムは、波多野睦美のために書かれた新作、森崎和江の詩集『ささ笛ひとつ』(2004)から3篇に曲をつけた「旅だちながら」や、1977年に書かれた「ぼくは12歳」など、詩人たちの言葉が時を超え、今この時に心に響く作品が収録されています。
★「ぼくは12歳」は、1970年代、12歳で自ら命を絶った岡真史の詩集「ぼくは12歳」の11の詩に、高橋悠治が曲をつけた歌曲集。奄美の子供の歌や、朝鮮民謡にもとづいた画期的な作品集です。
★「さらば佐原村」は、父は放浪のダダイスト辻潤、母は婦人解放運動家で作家の伊藤野枝で、自身は多くの画文と逸話を遺した辻まことの詩。マーラーの「大地の歌」の終曲「別れ」の変奏で2010年波多野睦美のために作曲されました。
★作曲家として、また詩人として活躍したアイヴァー・ガーニーは戦場で吸い込んだ毒ガスにより健康を失い、その後半生を病院で過ごし、そこで作曲と作詩を続けました。戦場でバッハの前奏曲を思い出している歩哨を詠んだ「バッハと歩哨」を収録しています。

◆レコード芸術 2021年3月号 準特選盤

トレイラーはこちら→ https://youtu.be/etcLFDOx4YI

Artist

波多野睦美(歌)
シェイクスピア時代のリュートソングでデビュー。歌曲のリサイタルでの活動を続ける。
バロックの宗教曲、オラトリオのソリストとして、鈴木雅明、寺神戸亮、鈴木優人指揮による古楽オーケストラと数多く共演。
オペラではモンテヴェルディ《ポッペアの戴冠》皇后オッターヴィア、パーセル《ディドとエネアス》女王ディド、ラモー《イポリートとアリシ》王妃フェードルなどを演じ、深い表現力と存在感で評価を得る。
CDでは古楽器との共演による「イタリア歌曲集」、ギタリスト大萩康司との「プラテーロとわたし」、高橋悠治との「ゆめのよる」「猫の歌」、シューベルト「冬の旅」、栃尾克樹(Sax)とのトリオでの「風ぐるま」「鳥のカタコト 島のコトカタ」など。

高橋悠治(作曲・ピアノ)
1960 年草月アートセンター
1974-76 年季刊誌「トランソニック」
1978-85 年「水牛楽団」「月刊・水牛通信」
以来は作曲・演奏・即興で少数の協力者と活動を続ける
http://www.suigyu.com/yuji_takahashi/
著書:
「高橋悠治/コレクション1970 年代」(平凡社)
「音の静寂静寂の音」(平凡社)
「きっかけの音楽」「カフカノート」(みすず書房)

4909346310933

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