グリーグ&スメタナ:弦楽四重奏曲集

モディリアーニ弦楽四重奏団が
瑞々しくも高貴に奏でるグリーグ&スメタナ

  • アーティスト:モディリアーニ弦楽四重奏団
  • レーベル:MIRARE
  • 品番:MIR-682
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

グリーグ(1843-1907):弦楽四重奏曲 第1番 ト短調 op.27(1878年)
スメタナ(1824-1884):弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 「わが生涯より」(1876年)

モディリアーニ弦楽四重奏団
〔アモリ・コエイトー(ヴァイオリン):1773年ジョヴァンニ・バッティスタ・グアダニーニ/ロイック・リョー(ヴァイオリン):1734年製ガリアーノ/ローラン・マルフェング(ヴィオラ):1660年製ルイジ・マリアーニ/フランソワ・キエフェル(チェロ):1706年ゴフリラー「ヴァールブルク」〕
録音:2022年12月6-9日、シューベルティアーデ、オーストリア

★2003年に結成されたモディリアーニ弦楽四重奏団。若々しい弦楽四重奏団としてスタートしましたが早くも活動20年を迎え、その演奏はフレッシュさとみずみずしさを保ったまま、深みと凄みを増した表現で世界から極めて高く評価されています。
★今回彼らが取り上げたのはグリーグとスメタナ。海を隔て、国民性も異なる2人は、お互いを知りませんでしたが、ほぼ同時期に書かれた彼らの四重奏曲は、作曲者自身の苦しい境遇の中で書かれたという点で共通しています。グリーグは、ピアノ協奏曲で賞賛され、ペール・ギュントで成功を収めた後、33歳でト短調の四重奏曲に着手しました。グリーグは娘と両親の死、そして崩壊寸前の結婚生活という苦悩に満ちた自身の境遇を、四重奏という編成に、自身の歌曲「吟遊詩人の歌」(op.25-1)の旋律をメインの素材に用いながら、この上ない高貴さもって打ち明けています。30分超の大作です。一方のスメタナも、チェコ音楽の父として崇められながらも、50代で全聾になってしまい指揮者としてのキャリアを去ることを余儀なくされ、ボヘミア中部の村に隠棲し苦悩と貧困の生活を送っていました。1876年12月29日に「わが生涯」と題して発表された本作にはそうしたスメタナの様々な思いが反映されているようです。モディリアーニの面々が、16本の弦がひとつの楽器であるかのような一体感と、時にオーケストラのような熱と迫力あるサウンドで、これらふたつの劇的な作品を感動的に響かせています。

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