20世紀前半、女性作曲家たちが挑んだ新しいヴァイオリンの表現
- アーティスト:ラファエル・モロー、セリア・オヌト・ベンサイド
- レーベル:MIRARE
- 品番:MIR-688
- ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- その他の製品情報:ディジパック仕様
- 収録時間:[CD1]59:10
20世紀前半、女性作曲家たちが挑んだ新しいヴァイオリンの表現
デュール (Duelles)
①ヘンリエッテ・ボスマンス:ヴァイオリン・ソナタ(1918)
②グラジーナ・バツェヴィチ:カプリス第3番(1930)
③ドラ・ペヤチェヴィチ:スラヴ・ソナタOp.43(1917)
④バツェヴィチ:オベレク第1番(1951)
⑤マルグリット・カナル:ヴァイオリン・ソナタ(1925)
ラファエル・モロー(ヴァイオリン)、セリア・オヌト・ベンサイド(ピアノ;YAMAHA CFX)
録音:2023年2月17日~3月2日/ヴィルファヴァール農園
★1996年生まれのラファエル・モローは、チェリスト、エドガー・モローの実妹のヴァイオリニスト。パリ音楽院でドガレイユに師事し、近年注目を集める逸材。
★彼女が1992年生まれの個性派ピアニスト、セリア・オヌト・ベンサイドと20世紀4名の女性作曲家のヴァイオリン曲に挑戦。アルバム・タイトルのDuellesは「ふたり」の意味のほかに「決闘」の女性形をも暗示しているようで、単なるメロディと伴奏に終わらない火花散らす共演を披露しています。
★4名はオランダ、ポーランド、クロアチア、フランス出身で、それぞれの民族色を出しつつ、高度な作曲技法を駆使して聴き応えある作品に仕上げています。オランダのボスマンスのソナタは最初期に作品で、あふれ出るエネルギーと才気に惹きつけられます。フランスで女性として最初にオーケストラを指揮したとされるカナル、自身がヴァイオリンの名手だったポーランドのバツェヴィチ、クロアチアの民俗素材によりながら、どこかロシアの感覚もあるペヤチェヴィチの作品までいずれも宝物を発見したように興奮させられます。