ヴァレンティン・シルヴェストロフ:ピアノ作品集

作品に込められた平和への祈り。
キエフ出身の現役作曲家シルヴェストロフのピアノ作品を
半世紀以上の友情で結ばれたボリス・ベルマンが演奏。

  • アーティスト:ボリス・ベルマン
  • レーベル:LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
  • 品番:PDD-030
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD
  • その他の製品情報:DDD ディジパック仕様

TRACK LIST

ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-):ピアノ作品集

CD1
①トリアーデ(1962)【ⅰ.文字/ⅱ.セレナーデ/ⅲ.シルバー・トーンの音楽】
②エレジー(1967)
③ピアノ・ソナタ第2番(1975)
④ピアノ・ソナタ第3番(1977)【ⅰ.前奏曲/ⅱ.フーガ/ⅲ.後奏曲】

CD2
⑤ピアノのための小品集「キッチュな音楽」(1977)【ⅰ.アレグロ・ヴィヴァーチェ/ⅱ.モデラート/ⅲ.アレグレット/ⅳ.モデラート/ⅴ.アレグレット】
⑥後奏曲 Op.5(2005)*
⑦5つの小品 Op.306(2021)【ⅰ.パストラーレ/ⅱ.セレナーデ/ⅲ.パストラーレ/ⅳ.ワルツ/ⅴ.パストラーレ】*
⑧3つの小品(2022年3月、ベルリン)【ⅰ.エレジー/ⅱ.シャコンヌ/ⅲ.パストラーレ】(世界初録音)*

*=ピアノの蓋を閉じて演奏

ボリス・ベルマン(ピアノ)
セッション録音:2022年6月6-9日/クーヴァン・デ・ジャコバン、メゾン・ジャボ、ボーヌ(フランス)

★キエフ(キーウ)出身の現役作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-)のピアノ作品を名手ボリス・ベルマンが録音しました。作曲家としてデビューした60年代は前衛的な作風で評価されたものの、70年代以降は調性の響きを用いた作風に転向し広く親しまれているようになったシルヴェストロフ。近年、彼の作品をこよなく愛する演奏家は数多くいますが、ボリス・ベルマンとの交友関係は半世紀以上前。60年来の大親友で今もゆるぎない友情で結ばれています。
★当アルバムは二人の音楽家が歩んだ人生そのものがつまったもの。録音前、二人はマヨルカ島で再会し、シルヴェストロフ助言のもと音楽の方向性を決めていきました。当録音では『後奏曲』『5つの小品』『3つの小品』の3篇は軽く柔らかい音で演奏してほしいというシルヴェストロフのリクエストからピアノの蓋を閉じて演奏しています。
★『3つの小品』は2022年3月、戦禍から逃れるためベルリンで書いた世界初録音曲。第2曲「シャコンヌ」はまるでヘンデルの「わたしを泣かせてください」を思わせる美しい旋律に力強さを併せ持った、平和への祈りを込められた作品。ベルマンがその思いを一音一音紡いでおります。
★「私がシルヴェストロフに初めて会ったのは1960年代。私はモスクワ、彼はキエフ、ともにソ連に住んでいました。その後、私は1973年にソ連を離れイスラエルに移住しましたが、パリのサル・コルトーで『トリアーデ』を弾いて以来、世界各地で彼の作品を弾き続けています。近年、彼の音楽が頻繁に演奏されるようになったのは喜ばしいことですが、私はこの60年間の彼の音楽スタイルの進化を示すためにもこのアルバムを完成させました」(ボリス・ベルマン)

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