ドメニコ・スカルラッティ

次世代ノルウェーを代表する
クリスチャン・イーレ・ハドランによるD.スカルラッティ

  • アーティスト:クリスチャン・イーレ・ハドラン
  • レーベル:SIMAX
  • 品番:PSC-1358
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:54:48

TRACK LIST

ドメニコ・スカルラッティ : ソナタ ホ長調 K.135/ ソナタ 変ロ長調 K.112/ ソナタ ロ短調 K.27/ ソナタ ホ長調 K.20/ ソナタ 嬰ヘ長調 K.318/ソナタ ト長調 K.427/ソナタ ハ長調 K.514/ソナタ ト長調 K.431/ ソナタ ハ短調 K.11/ ソナタ ト短調 K.43/ ソナタ ニ長調 K.534/ ソナタ 変ロ長調 K.551/ ソナタ ニ長調 K.430/ ソナタ ホ長調 K.215/ ソナタ イ短調 K.109

クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)
録音:2018年1月29–31日 Teldex Studio(ベルリン)
制作・編集:クシシュトフ・ドラーブ
バランスエンジニア : ユリアン・シュヴェンクナー

★クリスチャン・イーレ・ハドラン(1983–)は、繊細なニュアンスを大切にする演奏スタイルで国際的にも知られ「ピアノの抒情詩人」とも呼ばれています。ショパンの《即興曲》とシューマンの《森の情景》を弾いたファーストアルバム(PSC1307)、ノルウェー・グラミー賞を受けたグリーグの《ホルベアの時代から》(PSC1332)、中央ヨーロッパとロシアの音楽風景を語った『ひばり』(PSC1337)と、ソロアルバムをリリースし、高い評価と人気を得てきました。ハドランとプロデューサーのクシシュトフ・ドラーブがソロ第4作に選んだのはドメニコ・スカルラッティのソナタ。チェンバロ奏者のリサイタル・アルバムで聴き慣れたプログラムとはやや趣を異にする選曲の15曲が演奏されます。陽気な音楽に始まり長調と短調が交替する「アレグロ」の《ホ長調 K.135》、優美な《変ロ長調 K.112》、『チェンバロのための練習曲集』から《ロ短調 K.27》と「プレスト」の《ホ長調 K.20》、「アンダンテ」の《嬰ヘ長調 K.318》……エネルギッシュな「アレグロ」の《ハ短調 K.11》……荘厳な「カンタービレ」の《ニ長調 K.534》、喜びあふれる《変ロ長調 K.551》、短三度の下降がカッコウを表したともいわれる「速すぎず舞踏のテンポで」の《ニ長調 K.430》、過ぎし日々への懐かしい想い、静謐な「アンダンテ」の《ホ長調 K.215》、悲しい「アダージョ(アンダンテ・アダージョ)」の《イ短調 K.109》。ハドランは、スペイン王室に嫁ぐポルトガル王女バルバラに同行してマドリードに赴き、亡くなるまで彼女に仕えたスカルラッティの心の軌跡をたどるように15曲のソナタを多彩なテクスチュアとニュアンスで演奏していきます。ベルリンのテルデックス・スタジオでのセッション録音です。

Artist

[プロフィール] クリスチャン・イーレ・ハドランは、1983年、ノルウェーのスタヴァンゲル生まれ。ローガラン音楽院(現 スタヴァンゲル大学芸術学部)で学び、15歳の時にノルウェー放送管弦楽団のコンサートでデビュー。1999年からイジー・フリンカに師事、オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校の彼のクラスで学びました。2008年、ノルウェー歌劇場でソロリサイタル・デビュー、2011年にBBCのニュージェネレーション・アーティストに選ばれ、2013年にウィグモアホールでデビュー・コンサートを行いました。ノルウェーと北欧、イギリス、ドイツ、フランスのオーケストラに客演、ヘンニング・クラッゲルード、ラーシュ・アンデシュ・トムテル、クレメンス・ハーゲン、トルルス・モルクたちと共演しています。クラッゲルードとはシンディングのヴァイオリンとピアノのための作品集を録音、国際的な評価を獲得しました。2015年にはオーストラリア室内管弦楽団、メゾソプラノ歌手のスーザン・グレアムと3週間のオーストラリア・ツアーを行っています。2010年からスタヴァンゲル国際室内楽フェスティヴァルの芸術監督。

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