シューベルト:白鳥の歌

シューベルトへの敬意に満ちた
ノルウェーの音楽家二人による「白鳥の歌」

  • アーティスト:フランク・ハーヴロイ
  • レーベル:SIMAX
  • 品番:PSC-1381
  • ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:61:53

TRACK LIST

白鳥の歌

フランツ・シューベルト(1797–1828)/フランコーグンナル
歌曲集《白鳥の歌》 D.957/965a
1.愛の使い2.兵士の予感3.春の憧れ4.セレナーデ5.住処6.遠い国で7.別れ8.アトラス9.彼女の絵姿10.漁師の娘11.街12.海辺にて13.影法師14.鳩の使い

フランク・ハーヴロイ(ヴォーカル)
グンナル・フラグスタ(ピアノ/ベーゼンドルファー225)

録音:2020年11月 ニュートーン・スタジオ(Newtone Studio)(オスロ、ノルウェー)
制作:ヨルン・ペーデシェン
録音エンジニアリング:アクセル・イェンセン

★「シューベルトの歌曲は、ウィーンのヨハン・ミヒャエル・フォーグルが最初に歌った歌手としてクレジットされている。しかし、初演者はもうひとりいた。シューベルト自身だ。シューベルトの声は、どんなだったのだろう。力強かったのか、ざらざらした声だったのか、耳に心地よく響いたのか、柔らかかったのか。わたしたちは推測するしかない……」(作曲家アイヴィン・ビューエネ PSC 1381 ブックレットから)。
★『白鳥の歌(Schwanengesang)』と題した歌曲集は、作曲者のシューベルトが亡くなった翌年の1829年、音楽家でもあったトビアス・ハスリンガーによりウィーンで出版されました。収録された作品は、ルートヴィヒ・レルシュタープ の詩による7つの歌曲(D.957 nos.1-7)、ハイリンリヒ・ハイネの詩による6つの歌曲(D.957 nos.6-13)、ザイドル の詩に作曲した《鳩の使い》(D. 965a)。すべて、シューベルトが亡くなった1828年に書かれた作品です。
★オスロのヴォーカル・グループ「ノルディック・ヴォイセズ」のバリトン歌手で作曲家のフランク・ハーヴロイ Frank Havrøy(1969–)。室内楽のピアニストとしてノルウェーの主だった音楽家のほぼ全員と共演してきたと言われるグンナル・フラグスタ Gunnar Flagstad。このふたりが組んだ「フランコーグンナル Frankågunnar」による『白鳥の歌』の録音は「作品への忠実(Werketreue)」の考え方からスタートしたと言います。楽譜の細部まで気を配りながら歌うのではなく、歌を「真実」として響かせることで、作曲者の意図を忠実に再現する。「『白鳥の歌』が建築物であったとしたら、ハーヴロイとフラグスタのプロジェクトは、入念な修復や復元ではなく、建物の姿を一変させる作業だろう」(ビューエネ)。
★オスロのスタジオで録音セッションが行われ、ドイツ語と発音のコンサルタントとしてオスロ大学とノルウェー国立音楽大学の准教授が参加しました。
★「フランツ・シューベルトは、気に入ってくれただろうか……音楽家は誰もが、フランツおじさんに肩をすくめさせることなく、この音楽を自由にイメージすることができる。シューベルトが亡くなって200年以上が過ぎた。だが、この音楽は今も、すこぶる元気だ」(ビューエネ)。

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