ホライゾン10

RCOのホライゾン・シリーズ記念すべき第10作目
コロナ禍を切り取った作品群を
ビシュコフ、ルイージ、ズヴェーデン、ヒメノ、ロトら
当代随一の指揮者たちが演奏

  • アーティスト:ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
  • レーベル:RCO LIVE
  • 品番:RCO-20002
  • ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:3SACD Hybrid
  • その他の製品情報:Stereo Multi-ch
  • 収録時間:173':43

TRACK LIST

ホライゾン10

SACD1 (65’41)
デトレフ・グラナート: Weites Land (Musik mit Brahms)
セミヨン・ビシュコフ(指揮)
録音:2019年6月19,20日

マルタイン・パディング:Softly Bouncing
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)
録音:2020年1月8,9日

クリスティアーン・リヒター:Wendingen
ジョージ・ベンジャミン(指揮)
録音:2019年1月18日

クリスティアーン・リヒター:2270
グスターヴォ・ヒメノ(指揮)
録音:2020年10月8日

ブライ・ソレール:Sol
ジョージ・ベンジャミン(指揮)
録音:2019年1月18日


SACD2 (55’59)
テオ・フェルベイ: Ariadne
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)
録音:2020年1月31日

リック・ファン・ヴェルヅハウゼン:mais le corps taché d’ombres
ファビオ・ルイージ(指揮)
録音:2021年5月14日

ブラム・コルテカース:Notenkrakers’ notulen
キャサリン・ダイン(ソプラノ)
アントニー・ヘルムス(指揮)
録音:2020年12月3日

セリア・スヴァルト:Reflections
レミー・ヴァン=ケステレン(ハープ)
アントニー・ヘルムス(指揮)
録音:2020年12月3日

ニック・ウート:Leaves in Autumn
レオニー・ボット(ヴァイオリン)
カロリーヌ・グロン(ヴァイオリン)
マルティナ・フィルニ(ヴィオラ)
ヨリス・バン・デン・バーグ(チェロ)
レオ・ジェネット(コントラバス)
録音:2021年2月23日

SACD3(52’03)
ヴォルフガング・リーム:ソステヌート(Joel Ethan Friedに捧ぐ)
アラン・アルティノグリュ(指揮)
録音:2020年3月5-8日

ヤコブ・テル・ヴェルデュイ:Who, What, Where, When, Why?
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
録音:2020年8月20、22&23日

ライアン・ウィグルスワース:Clocks from A Winter’s Tale
ライアン・ウィグルスワース(指揮)
録音:2017年5月12日

ロブ・ダークセン:Resilience
コンセルトヘボウ・室内オーケストラ
アレクセイ・オグリンチュク(指揮)
録音:2021年2月23日

ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
収録:アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)

★名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管が同時代音楽を取り上げるシリーズ、ホライゾンの記念すべき第10集。2020年~2021年は新型コロナウィルスによるパンデミックの影響でコンサート回数も激減しました。当初の予定と変更を余儀なくされた楽曲もありましたが、そのような中でも、現代音楽は「時代を映す鏡」という重要な役割のもと委嘱した作品の初演は継続的に行われました。この3枚組のアルバムには、コンセルトヘボウ管が行ってきた若手現代作曲家の育成と普及という目的のホライゾン・シリーズの10作目の節目であると同時に、現代社会への証言でもある記念碑的な内容となりました。
★ドイツの作曲家デトレフ・グラナートは、2011年から2017年までコンセルトヘボウ管のレジデント・コンポーザーを務めていました。セミヨン・ビシュコフ指揮によって演奏された「Weites Land(遥かなる大地)」は2013年に書かれた作品。「Musik mit Brahms」という副題が付けられ、自身の出身ハンブルクが生んだ偉大な作曲家ブラームスの交響曲を思わせる作品となっています。
★2021年5月に無観客コンサートとして行われたファビオ・ルイージとの公演からリック・ファン・ヴェルヅハウゼンの新作「 mais le corps taché d'ombres」を収録。この作品はマーラーの交響曲9番に影響を受けて書かれた作品で当初同曲と演奏されるはずでしたが、コロナの影響で叶わず、当日はマーラーの交響曲第5番と亡き子をしのぶ歌とともに初演されました。タイトルはフランスの作家ジャン・ジュネの長詩「死刑囚」からとられたもの。
★そして2020/21のコンサートシーズンは世界中のオーケストラがそうであったように、全く新しい基準で運営しなければならない状態となりました。演奏者は舞台上で1.5mの距離を保ち、観客の人数も厳しく制限されました。その2020年春にヤコブ・テル・ヴェルデュイ(ヤコブTV)の元に作曲依頼がきました。オランダの""アヴァン・ポップ""の作曲家、ヤコブTV(1951-)は、ロックミュージシャンとしてキャリアをスタート。作曲や電子音楽を学び、1980年にオランダの作曲コンペティションにて受賞。現在は、ヨーロッパで最も活躍している作曲家のひとりとして作曲活動を行っています。彼が今回作曲したオーケストラ作品「Who, What, Where, When, Why?」は混沌とした現代社会、そして現在直面する危機に正面から向き合うような内容。1.5mの距離を前提として書かれた作品のため、オーケストラの広がりが逆に透明感のあるサウンドを生み出し、左右の金管楽器が鮮明に美しく響きます。そしてこの作品を指揮するのはどの時代の作品も刺激的に演奏するフランソワ=グザヴィエ・ロト。

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