Transcendent

名門SUNNYSIDEから大注目作が登場、
アンディ・ミルンの新境地=ピアノトリオを捉えた大傑作です!

  • アーティスト:Ray Suhy、Lewis Porter
  • レーベル:SUNNYSIDE
  • 品番:SSC-1583
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Ray Suhy & Lewis Porter / Transcendent

1. Mr. Tyner
2. Second Voyage (This Time For Real)
3. Trail Of Loss
4. Determination
5. Motet
6. Walk In The Fall
7. Intention
8. Another Way

メンバー:
Ray Suhy (g), Lewis Porter (p, rhodes), Brad Jones (b), Rudy Royston (ds).

■名門SUNNYSIDEから、ジャズとロックの新しい視点を持った面白い逸品が登場です!
■レイ・シューイの名前自体はジャズファンよりもメタルやポストロックなどのファンの方がご存知かもしれません…というのも彼、元Cannabis Corpse・現Six Feet Underというメタルバンドの敏腕ギタリストなのです。デスメタル的な重いフレーズを得意とする彼ですが、そのベースにあるのは幼少期に傾倒していたモダン・ジャズ。コルトレーン的なシーツ・オブ・サウンドを基にメタル的なフレーズを繰り広げている、というのは確かに納得がいきます。
■そんな彼と本作で名前を並べるルイス・ポーターは、コルトレーン研究の名著として名高い『JOHN COLTRANE REFERENCE』などジャズ関連の研究科・著述家である一方、ピアニストとしても超一流。リーダー作こそ多くはないもののジョン・パティトゥッチやテリー・リン・キャリントンとも共演歴があり、ファンも多い演奏家です。
■ふたりの共演は2018年作『Longing』に続き2作目。前作のテーマが60年代初頭の音楽を軸にしたジャズとクラシック音楽の新しい解釈であったのに対して、本作はコンテンポラリーかつ新しい響きを獲得することを目標としているようです。そしてそれは冒頭①からしてもう明確。所謂ブルース進行によるコードの楽曲ですが、迸るフレーズの数々に土臭くブルージーな雰囲気があまり感じられません。かつ、サウンド全体のハリ・パキッとした音作りからも、往年のフュージョンぽさの派生形のような印象と共に他ジャンルの影響を強く感じます。
■駆け抜けていくフレーズのパッセージ・スリリングだけれど余分な音が一切ないストイックな姿勢には脱帽するばかり。これにはブラッド・ジョーンズとルディ・ロイストンによる堅実なリズム隊の影響も色濃いでしょう。ある意味で言えば本作の醍醐味は、バンド全体の持つ音楽への柔軟な姿勢と豊かなイメージの多彩さにもあります。

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