Quartet+

グッゲンハイム・フェローに輝く注目のピアニスト/作編曲家が、先輩女性ジャズ・ミュージシャンの名曲を新解釈

  • アーティスト:Helen Sung
  • レーベル:SUNNYSIDE
  • 品番:SSC-1624
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Helen Sung / Quartet+

1. Feed The Fire (4:26)
2. Mary’s Waltz (6:43)
3. Coquette (6:10)
4. Elegy For The City (8:18)
5. Time Loops (7:27)
6. Intermission: A Grand Night For Swinging (1:08)
7. Long Yellow Road (6:59)
8. Wrong Key Donkey (4:36)
9. Melancholy Mood (2:18)
10. Kaleidoscope (3:47)
11. Lament For Kalief Browder (5:23)
12. Sungbird (6:33)
13. Reprise: A Grand Night For Swinging (1:59)

メンバー:
Helen Sung (piano), John Ellis (tenor sax 1, 5, 6, 7, 8 & soprano sax 11, 13, flute 2, 3, 4), David Wong (bass), Kendrick Scott: (drums),
Harlem Quartet:
Ilmar Gavilan: (violin I), Melissa White (violin II), | Jaime Amador (viola), Felix Umansky (cello)
Recorded on April 7-9, 2021 by David Stoller at Samurai Hotel Studio, Astoria, NY

★2021年度のグッゲンハイムフェロー(作曲部門)を獲得、ますます評価の高まるピアニストのヘレン・スンのニュー・アルバム。今回のテーマは、ジャズの歴史を彩ってきた女性作曲家へのオマージュ。メアリー・ルー・ウィリアムス、マリアン・マクパートランド、秋吉敏子、カーラ・ブレイ、ジェリ・アレンの名曲に新たなアレンジを施すとともに、ヘレン自身もオリジナル曲を提供し、“女性ジャズ作曲家の伝統”を照らし出しています。
★共同プロデューサーに、現代ジャズ・ヴァイオリンを牽引するレジーナ・カーターを起用。オールスターが揃ったヘレンのカルテット(ジョン・エリス:サックス、デイヴィッド・ウォン:ベース、ケンドリック・スコット:ドラムス)を軸に、チック・コリアやゲイリー・バートンとの共演経験を持つ弦楽四重奏団“ハーレム・カルテット”(グラミー賞受賞)をスペシャル・ゲストに迎えた、室内楽的な要素も含む音作りに仕上がっています。クラシック・ヴァイオリンを学んだことのあるヘレンにとって、弦楽器のための曲作りは長年の念願だったそうです。
★もちろん、定評のあるピアノ・プレイもたっぷり楽しむことができます。バリー・ハリスやローランド・ハナなど名だたるバップ・ピアニストに師事経験のあるヘレンの力強いタッチは、M-1、M-10などアップ・テンポの4ビート・ナンバーで輝いています。そのヘレンが、やはりバップ・ピアニストのバド・パウエルから大きな影響を受けている秋吉敏子の楽曲M-7を取り上げているのも、大きな話題につながること必至です。
★テリ・リン・キャリントン率いる“モザイク・プロジェクト”の一員として来日経験もあるヘレンですが、この『Quartet+』によって、今後は日本でも一層、バンド・リーダー、作曲家としても注目されていくことは間違いないと思われます。「これまで私は、“ジャズ界と女性”というテーマを避けてきましたが、年齢を重ねた今、そのテーマと向かい合うときが来たように感じています。正直、率直に取り組んでいきます」と語る彼女の最新作を見逃すわけにはいきません!

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