★1969年、ニューヨークのブロンクス生まれ。80年代から音楽シーンの第一線に立ち、現在はテキサス州オースティンを拠点に演奏家、教育者として活動を続けるピート・ロドリゲスの待望のニュー・アルバム！
★父親はファニア・レーベルに数々の名作を残した伝説的サルサ・シンガー、故ピート・“エル・コンデ”・ロドリゲス。幼いころから音楽に親しみ、ティト・プエンテ、セリア・クルース、エディ・パルミエリらのバンドでも活動経験がありますが、ここ数十年は、ほぼジャズに徹しており、敬愛するクリフォード・ブラウンやフレディ・ハバードの音楽性を今日に継承するかのような、鮮烈なモダン・ジャズを楽しませてくれます。
★6年ぶりの新作となる本アルバム『Obstacles』は、そんなピートのジャズ観に共鳴する凄腕たちが参加。テキサス州オースティンのレコーディング・スタジオには、ラテン・ジャズの最先端を走り続けるピアニストのルイス・ペルドモを軸に、ビル・フリゼールとの共演で知られるルディ・ロイストン、チャーリー・ハンターやドクター・ロニー・スミスのバンドに参加経験のあるサックス奏者ジョン・エリス等が集まりました。
★ジョン・コルトレーン作「モーメンツ・ノーティス」のコード進行に基づく自作曲M-1、ジジ・グライス作「マイノリティ」のコード進行に基づくM-8など、モダン・ジャズ黄金期の名曲を下敷きにしたナンバーが含まれているのも特徴。ソロ、アレンジ、アンサンブルのすべてに統制の取れたサウンドを繰り広げています。
★ジャズの形がどんどん変化し、広がっていく時代の中で、潔いまでにモダン・ジャズに打ち込むピート・ロドリゲス。このSunnyside移籍第1弾をきっかけに、彼の評価はさらに高まるに違いありません。